【2025年】冬至〜いつ、どんな時期?七十二候と暮らしのアイデア・旬の食べ物とレシピ〜
\季節のささやきに、耳をすませて/ブログ「季節のささやき」では、季節の節句や行事ごとに、暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお届けします。
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1. 冬至っていつ?どんな時期?(七十二候も)
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1. 冬至っていつ?どんな時期?(七十二候も)

∟ by.松本知沙「フレッシュな春菊と柿のサラダ」
(12/20公開予定)
冬至(とうじ)は二十四節気*1で22番目となる季節の指標で、八節*2の一つ。
2025年は12月22日から約15日間を指します。
“冬に至る”という文字の通り、本格的な冬が到来する時期です。
初日の12月22日は日本を含む北半球では1年のうち昼の時間がもっとも短くなる日、また同時に、この日を境に昼の時間は長くなっていくことになります。
逆に昼の時間がもっとも長いのが“夏至(げし)”、昼と夜の長さが同じになるのが“春分(しゅんぶん)”と”秋分(しゅうぶん)”です。
*1二十四節気(にじゅうしせっき)
太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた、24の季節の指標。節気の始まりの日だけを指すことも多いが、本来はこの日から約15日間を表す。
*2八節(はっせつ)
季節の変化を反映する指標として二十四節気のうちで特に重要とされた8つの節気。季節の始まりを意味する“四立:しりゅう(立春・立夏・立秋・立冬)”と、季節の中間に位置する“二至二分:にしにぶん(夏至・冬至と春分・秋分)”を合わせたもの。
✔︎ 冬至の時期の七十二候*3
七十二候は、二十四節気をさらに三つに分けたもの。
古来の人々は、この細やかな季節の移ろいを暦に映し、自然とともに暮らしてきました。

・初候(12月22日〜):乃東生/なつかれくさしょうず
ウツボグサが芽吹く頃。
・次候(12月26日〜):麋角解/さわしかつのおつる
牡鹿の角が落ちる頃。
・末候(12月31日〜):雪下出麦/ゆきわたりてむぎのびる
雪の下で麦が芽を出す頃。
*3七十二候(しちじゅうにこう)
約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに等分して、初候・次候・末候とした72の季節の指標。(七十二候の表現や捉え方は地域や資料によって異なる場合があります。)
2.冬至の時期の暮らしのアイデア
冬至は1年で昼が最も短いため、心身のバランスが崩れやすいなどとされていますが、同時に悪い流れが終わり、幸運が訪れ始める節目の時期。
そんな冬至の代表的な風習といえば、かぼちゃを食べたり、柚子湯につかったり。いずれも太陽の力が弱まるこの時期に、自然の恵みを取り入れて活力を養うための風習と言えます。(かぼちゃのことは 3.冬至の時期の旬の食べ物・食材 でお伝えします♪)
▼ 柚子を楽しむ
柚子は夏と冬に2回旬を迎える柑橘類です。夏に収穫されるのは「青柚子」、冬に収穫されるのは「黄柚子」で、黄柚子の旬は11月から1月頃。
柚子湯には柚子の爽やかな香りで邪気を払い、幸運を呼び込む前に体を清めるという禊の意味合いがあります。
(食べものとしての柚子の楽しみ方は 3.冬至の時期の旬の食べ物・食材 で)
【柚子湯のやり方や注意点】
✔︎ 柚子湯として柚子を使う際は農薬を取り除くよう果皮はよく洗う。
✔︎ 柚子の果皮に含まれるリモネンは刺激が強いため、肌が弱い方や子どものことを考えると、切って使うより香りはおとりますが丸ごと入れて使うのがおすすめ。
✔︎ 柚子湯を楽しんだあとは、浴槽汚れの原因とならないようすぐにお湯を抜いて掃除をしておく。
✔︎ 丸ごと使ったあとは、またよく洗ってお掃除やお料理に再活用すると無駄がない。
▼ おもてなしメニューを考える
年末年始に向けて、人が集まる機会が増えるこの季節。
食卓にそっと華やぎを添えてくれる、おもてなしのレシピを集めました。
・食卓のはじまりに(前菜・軽やかな一皿)
/ コンソメのジュレ寄せ / 柘榴(ザクロ)入り海老と鮪のタルタル / 聖護院かぶのかぶら蒸し /
・食卓を支える定番(副菜・添えもの)
/ 旬の食材のキッシュ / スマッシュドポテト / 豚肉・りんご・さつまいもの重ね焼き / ディルバター /

∟ by.Tammy*「手まり寿司:年末の食卓を彩る華やかな一品」
(12/18公開予定)
・食卓の中心に(主菜・ごちそう)
/ 華やかな手まり寿司(12/18公開予定) / ピラフ入りローストチキン / ローストビーフのちらし寿司 / 蕪のソースの真鱈ソテー / 手作り柚子ジャムのポークソテー / チューリップチキン / 白子と栗のグラタン /
・ハレの日の食卓(祝い膳・意味を味わう一皿)
/ 自家製からすみ / 田作り / 葩餅(花びら餅) / 手作りお屠蘇 /
・食後のたのしみ(甘いもの・余韻)
/ シャンメリーで作る炭酸ゼリー /
招待されたパーティーにおもたせを持ち寄る時などに重宝するバッグの作り方はこちらです。
ケーキの箱も入って、リバーシブル。1つあれば大活躍すること間違いなしです。
▼ 年末年始に向けて整理整頓やお掃除をする
柚子湯やかぼちゃで心身を、それからお部屋も整えたなら、より気持ちの良い新年が迎えられそうです。
・ほうき時間のすすめ -by.りえ
・すっきり心地よい冷蔵庫に - by.りえ
・かご収納を愉しむ暮らし - by.りえ
・大切に着続けたいニットのお手入れ。- by.川上 琴美
・かごのお手入れ - by. なこ
・木製品のお手入れ - by.なこ
3.冬至の時期の旬の食材/食べ物とそのレシピ
柚子湯で丸ごと使った柚子は、またよく洗ってお掃除やお料理に再活用すると無駄がありません。
・冬の香りを愉しむ柚子ピール - by.川上琴美
・柚子ジャム → 柚子ジャムのポークソテー - by.平本麻美
・自家製ゆずポン酢をつくる - by.平本麻美
・柚子塩麹 - by.早織
・柚子香る自家製七味唐辛子 - by.早織
・冷めたほうがおいしい!ロール柚子稲荷 - by.tome
冬至で食べるものといえば、かぼちゃ。その理由は諸説ありますが、厳しい冬を乗り越えるために栄養価の高いかぼちゃを食べるという意味合いや、魔除けや運気上昇のため、などとされているようです。
かぼちゃの収穫は夏から初秋ですが、2~3ヵ月寝かせておくと甘みが増して美味しくなることから、旬は秋から冬にかけての10月~12月となります。
寒さが深まるにつれ、かぼちゃ以外の旬の食材も冬ならではの味わいが増していきます。からだを温める料理に最適なものが多いのも特徴です。野菜や果物は寒さが増すと自らを守るために糖度を上げるため、甘みや旨みが増すものが多く、魚介類は脂がのり、旨みが凝縮されます。冬の味覚を存分に楽しみましょう。
▼ 旬の食材と、それにまつわる読みもの
・かぼちゃ / 10〜12月
(かぼちゃの美髪弁当)
・真牡蠣 / 11〜4月
(牡蠣の土手鍋風)
・りんご / 10〜2月
(焼き林檎のおやつ)
・れんこん / 10〜2月
(蓮根餅)
・小豆 / 10〜2月
(小豆ごはん、蒸篭で作る平本さんのお赤飯、tomeさんのお赤飯)
・黄ゆず / 10〜1月
(自家製ゆずポン酢)
・さつまいも / 収穫時期:8~11月、食べ頃:10~1月
(お芋のイートンメス、秋の吹き寄せおこわ)
・紅葉鯛 / 9〜12月
(紅葉鯛の和風アクアパッツァ、鯛のつけ焼き)
・春菊 / 11月〜2月
(春菊のペースト)
・かすべ / 10〜6月
(かすべの煮付け)
いかがでしたか。
季節の移ろいをそっと暮らしに取り入れながら、健やかに過ごせますよう。
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