季節の瓶詰め:柚子ジャム

2024.01.10
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

元旦から災害や事故と、信じられない出来事に胸が痛みます。被害に遭われた皆さまには、どうぞ一日も早く穏やかな暮らしに戻れますよう、心よりお見舞い申し上げます。

松の内は地域によっても異なりますが、関東では1月1日から7日までが一般的です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

共感力の高い方、何も出来ない無力感でしんどくなられている方もいらっしゃると思います。そんな時は、大きく深呼吸をし、温かい飲み物をゆっくり頂いたり、自分の好きな世界にどっぷりと浸かることも必要だと思います。自分を無意識に追い詰めず、目の前の暮らしを大切に過ごしましょう。


季節ごとに楽しませてくれる庭の花柚子。4月下旬頃に白い可憐な花を咲かせます。7月頃には小さな小さな実を付け始め、摘果した実で果実酒や柚子胡椒を作りました。その後成熟した黄色い実を、冬至の時期にお風呂に浮かばせたり、ポン酢を作ったり、御節料理では柚子釜にしたり…今回は柚子ジャム作りをご紹介します。作業の間中、柚子のいい香りに癒されました。

 

 

材料
・花柚子 500g
・グラニュー糖 200g

作り方

1、花柚子をよく洗い、包丁を使って皮を剥く。

2、皮についているワタをスプーンでこそぎ取る。


3、皮を千切りにする。


4、果汁を搾り、種はお茶パックに入れておく。(種にはペクチンが含まれているので、とろみがつく)


5、千切りにした皮を、たっぷりの水で茹でこぼす。これを3回繰り返す。


6、鍋に皮、果汁、種、砂糖を入れて、アクを取りながら、好みのとろみ加減になるまで20分ほど煮る。冷めるととろみがつくので、少しゆるいくらいで火を止める。

7、種を取り除き、ジャムが熱いうちに殺菌消毒した保存容器に入れる。

 

ワタを丁寧に取り、皮を細く刻むと苦味を感じさせない上品な味をお楽しみ頂けます。砂糖の量はお好みで加減してくださいね。パンに塗ったり、お湯で割って柚子茶にも。娘はこれを炭酸水で割って飲むのがお気に入り。

最後になりましたが
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

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