大切に着続けたいニットのお手入れ。
連載:四角いおうちの暮らしごと日記。
クラシライター:川上琴美さんの衣食住、好きなものに囲まれた日々の暮らしをお届けします。
あっという間に2023年もあとちょっと。
ようやく本格的に寒い冬を迎え、セーターに手袋やマフラーなどニットの出番が多くなってきました。
ウールやカシミヤ、ニット好きとしては毎日着るもの選びが楽しい季節でもあります。
その分、日々ニットのお手入れが欠かせなくなってきたのも現実。
縮みや毛玉、形崩れはできるだけ避けたいものです。
ここ数年衣類を買う時は、実用性に機能性、購入前に洗濯表示もチェックし本当に自分に合ったものなのか数年先まで着ていたいかなどよく考えてから服を買うようになりました。
これは20代の頃と比べると自分にとっても大きな変化です。
服を買う頻度は格段に減り、一着一着の思い入れも昔とはまた違うものに。
だからこそ、大切にしているニットはお手入れしながらできるだけ長く着ていきたいという思いが強くなったんだと思います。
私が実践しているニットのお手入れはこんな感じ。
・脱いだニットは洋服ブラシで毎回ブラッシング。埃を取るのと、繊維を整えて毛玉が出来にくくするためです。
・袖や襟元など、汚れがついてしまった場合は固く絞ったタオルなどで優しく叩いて拭き取ります。
・毛玉ができてしまったら、ニットを傷つけないように糸切りバサミでカットします。
・洗濯表示に沿っての洗濯法を実践。「これ洗える?」というアプリを使って洗いかたを調べます。マークを選択していくだけで、すぐに洗い方が調べられるのでとても重宝しています。購入するときにチェックしておき、洗濯不可マークがある場合は購入を見送ることもあります。
・自宅で洗えるニットは、ネットに入れて手洗いor洗濯機のおしゃれ着洗いをします。洗剤は、専用洗剤を。ランドレスの「ウール&カシミヤシャンプー」やエコストアの「デリケート&ウールウォッシュ」などが今のお気に入りです。
・形崩れしないように洗濯後は平らに広げて直射日光を避けて乾かすようにしています。
大切に長く着続けたいニットのお手入れ。
ちょっと面倒に感じることもありますが、お手入れをしていると愛着が湧いてくるのも実感するんです。
ひとつひとつの物を大切にしながら暮らすことは、ずっと続けていきたいことのひとつ。
お手入れをすることをこれからも楽しんでいきたいです。