リユーザブルバッグ考|ケーキバッグ

2024.12.17
kae

連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。

いろいろな「使い捨て袋」の形のまま、布に落とし込めたら楽しいな、とスタートした、【リユーザブルバッグ考】
今回は、ケーキバッグです。

12月も後半にさしかかり、友人との別れ際のあいさつが「良いお年を…」になりつつあります。

クリスマスに忘年会、年が明ければ新年会。人が集まるシーズンですね。

ここ数年は、お店で集まるよりも、みんなでお料理を持ち寄るホームパーティが多くなりました。子どもも大人も、昼から夜まで時間を気にせず楽しむ、良いひとときです。

∟去年の我が家でのクリスマスパーティーの様子

今回は、そんなホームパーティーの日などに大活躍しそうなケーキやお料理をお皿ごと持ち運ぶのに重宝するケーキバッグを作ることにしました。

イメージは、子どものころクリスマスの日に、仕事帰りの母がお惣菜屋さんでオーダーしてくれたオードブルの持ち帰り袋。
平たい正方形の真ん中に持ち手が2つ、そこから大きく開くようになっていた…
ぼんやりとした記憶を頼りに、作り方をイメージしました。

生地はクローゼットから見つけたソレイアードの赤い生地。赤地に、黄と緑のアクセントがいかにもクリスマスの雰囲気。
裏地には安定感のあるキャンバス生地を使います。
クリスマス以外でも活躍できるよう、ひっくり返せば無地の面で使えるリバーシブル仕様にしたいと思います。

それでは早速作っていきましょう。

 


【作り方】リユーザブルケーキバッグ

仕上がりサイズは40cm角で、ケーキ箱だけでなく、大きめのお皿や高さのあるボウルなども入ります。


材料(40cm角)

・表地 42×82cm 1枚
・裏地 42×82cm 1枚
・持ち手になるアクリルテープ 30cm 2本



作り方

①生地をサイズ通りに裁断します。
 


②裏表生地共に、42cm長さの両端を1cm裏側に折り、アイロンをかけます。


③裏表生地それぞれ、表の面を上にした状態で、中心に両端を合わせるように折ります。(表面が内側になっている状態)
この中心がケーキバッグの口になります。

∟1cm折ってある状態(②)で
両端を中心に合わせる

④折った状態で両端を端から1cmで縫います。


⑤縫い代を裏(中心が開いてない方)に折り返します。


⑥表生地のみ表に返し、その中に裏生地を入れて重ねます。


⑦端から15cmのところに持ち手挟んで、仮止めします。


⑧口部分ぐるりと一瞬縫って


\完成/

 

 

しっかり重心も安定するので、持ち運びも楽になります。
得意料理を持ってお友達の家へ出かけましょう!

早いもので今年1月からファブリック考をスタートさせていただき、ちょうど1年となりました。隔週火曜日、お付き合いいただきありがとうございます!
来年も皆様の生活に役立つ布の使い方を、たくさんご紹介できたらと思います。

それではみなさま、メリークリスマス!そして、良いお年をお迎え下さい。



12月の読みもの

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