真鱈のソテーを ふわっと優しい蕪のソースで

2024.12.11
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。


大雪
を迎えてようやく冬らしい寒さになり、身が引き締まるような冷たい空気に冬の訪れを実感します。

ふんわりと柔らかな真鱈とほのかな甘さが魅力の蕪。冬が育むこの2つの食材を主役に、季節を感じるひと皿をご紹介します。蕪の優しい甘みにチーズでコクを出し、ふわっとしたソースに仕上げました。茎と葉もソースのアクセントに使いますよ。

 


【レシピ】真鱈のソテー 蕪のソース


材料

・真鱈 2切れ
・バター 10g
・オリーブオイル 大1
・薄力粉 適量

・小蕪 2個
・クリームチーズ 30g (常温に戻しておく)
・塩 適量
・蕪の葉 適量
・醤油 適量
・黒胡椒 お好みで


作り方

1、皮を剥いた蕪をくし切りにする。


2、ひたひたのお水で柔らかくなるまで火を通す。⭐︎茹で汁は取っておく。


3、茹でた蕪とクリームチーズを撹拌しペースト状にし、塩で味を整える。濃度の調整に蕪の茹で汁を使う(⭐︎)


4、ペティナイフのような刃の先が尖った包丁で、蕪の茎と葉を分ける。


5、茎は刻んで塩をしておく。


6、葉は塩を入れたお湯でさっと湯がき、冷水に晒す。

7、茹でた蕪の葉と醤油を撹拌しペースト状にする。ここでも蕪の茹で汁を濃度調整に使う(⭐︎)


8、真鱈の骨を取り、塩少々(分量外)をして10分ほど置き、キッチンペーパーなどで水分をしっかりと拭き取る。


9、表面に塩胡椒を軽くし、満遍なく薄力粉をまぶす。(腹身の方が薄く長い形状だったので、折り込んで厚みを均一にしました)


10、フライパンにオリーブオイルとバターを熱し、お皿に盛り付ける時に上になる方から、焼き目を付けていく。

11、裏返したら、フライパンを傾けて、バターをスプーンですくい、真鱈にかけながら仕上げる。

12、お皿に蕪のソースを塗り、その上に真鱈のソテーをのせ、グリーンソースと茎の微塵切りを散らす。お好みで挽きたての黒胡椒を。

 

 

ジュージューと音を立てフライパンから立ち昇るバターの香ばしい香りに、鱈の旨みが溶け込み、食欲をそそる心地よい匂いが部屋に広がりました。

蕪のフワッとしたソースはまるで雪のよう。こちらも前回の柚子ジャムのポークソテー同様、ホリデーシーズンのメニューのひとつにいかがでしょうか。メインをお肉にするか、お魚にするか。クリスマスの夜のメニューも、そろそろ考え始めなければなりませんね。

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ソースのトッピングに使った茎の微塵切りと葉のグリーンソースは余ると思いますが、色々な用途に使えます。


キッチンペーパーに包んで水気を搾り、鰹節粉を和えます。ホカホカご飯のお供に。混ぜ込んでおにぎりにしても美味しいです。


葉のグリーンソースはオイルを足してドレッシングにしたり、卵液に混ぜてオムレツや卵焼きにすると良いですよ。


自由な発想でちょっとした工夫を凝らせば、料理はまるでアートのように楽しめるものになります。今日もご覧いただき、ありがとうございました。

 

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