ローストビーフのちらし寿司

2023.04.13
早織

連載:折々の一皿
クラシライター:早織さんより、旬を取り入れた、和の要素を感じられる自宅でのお料理やおもてなしについてお届けします。

皆様初めまして、早織と申します。


この度ご縁がありましてクラシコサエルにて
ライターを務めさせていただくこととなりました。


旬の食材を使った和の要素を感じられるお料理や
季節の手仕事、食卓の設えなどについて
綴っていきたいと思います。


どうぞよろしくお願いいたします。



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さて、
最初の一品はローストビーフのちらし寿司です。


 

以前は気長な温度管理でローストビーフを
作っていたのですが、ずっと見張っているのが
難しく、たまにしか作っていませんでした。
それが低温調理器具をお迎えして以来
とても簡単に作ることが出来るようになり
私の大好物ということもあって我が家では
お祝いの日にもおもてなしの日にも
そしてなんでもない日にも、姿を変えて
高頻度で食卓に上がるようになりました。



そのままではもちろんのこと、
押し寿司やサラダにしたり色々なアレンジがありますが
今回はちらし寿司をご紹介します。



まずは牛もも肉を常温に戻します。
この一手間で均一に熱が入り
表面のパサつきを抑えられます。



その後、塩をし、強火でさっと焼き目をつけて
できるだけ真空状態に密閉し熱を入れます。
今回は400gのもも肉を60度2時間低温調理しました。
その後、急冷し少し寝かせます。


 

そして酢飯です。
ポイントは3点

◎酒と昆布と一緒にお米を炊く◎
お米2合に酒大さじ4と昆布と水300㎖を入れ、炊きます。

◎寿司酢は少し甘めに◎
お米2合の時の寿司酢の配合はこちら
米酢:30㎖
砂糖:大さじ2と1/3
塩:小さじ1

◎切るように混ぜる&しっかり冷ます◎
炊き上がり、蒸らしたごはんに寿司酢を合わせ
さっと切るように混ぜ、団扇などで扇いで冷まします。
こうすることで酢飯がべたつくことを防ぎます。



 

その際に茗荷や白葱、新生姜などを
微塵切りにしたものと胡麻を合わせます。
出来上がったローストビーフを薄く切って
酢飯に乗せ、薬味を盛り付けて完成です。
今回は今が旬の花山椒をあしらいました。



 

そして食べる直前にタレをかけます。そして食べる直前にタレをかけます。

 

 

*タレの材料*

林檎:1/4個
人参:1/4本
玉葱:1/4個
砂糖:12g
醤油:120㎖
酒:120㎖
味醂:120㎖
にんにく:適量

 

 

*作り方*

1.

林檎、人参、玉葱、にんにくを全てすりおろす
またはフードプロセッサーにかける。

2.

1と全ての材料を鍋に入れ、中火にかける。
アクが出たらそのたびに掬う。

3.

焦げないよう時々混ぜながら、
とろみがつくまで煮詰めたら完成。





我が家ではこのタレを冷蔵庫に常備しています。
お肉を買ってきて低温調理にかけて
放っておくだけで大好きなローストビーフを
手軽に食べられるので、少なくなってくると
ソワソワするくらい無くてはならないものです。



酢飯との相性も抜群なローストビーフ。
低温調理器具のあるご家庭なら
簡単に出来ておもてなしにも映える一品なので、
ぜひ作ってみてください。



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