連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
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12月に入り、東京では穏やかな秋の日が続いています。週末には庭の柚子を収穫しました。何かと気ぜわしい日々の中、庭仕事をしていると、秋ならではの穏やかな空気が辺りを包み込み、時間がゆっくりと流れているように感じられます。その後、都内に戻ってからはキッチンに籠り、柚子ジャム作りに没頭しました。
薄皮を丁寧に取り除き、皮を細く刻んで甘さ控えめに仕上げる柚子ジャム。手間はかかりますが、その上品な味わいはデザートや料理へのアレンジにぴったりです。今年もぜひお作りいただけたら嬉しいです。
今回はポークソテーに柚子ジャムを使ったソースをご紹介します。柚子ジャムの爽やかな酸味と甘味に、マスタードのほのかな辛味がジューシーな豚肉との相性抜群です。豚肉を美味しく焼くコツもお伝えしますね。
【レシピ】柚子マスタードソースのポークソテー
材料
・豚ロース肉(1.5㎝~2㎝程度の厚切り) 2枚 ・柚子ジャム 大1 ・粒マスタード 大1 ・醤油 大1 ・白ワイン 大1 ・薄力粉 適量 ・蜂蜜 お好みで
作り方
1、常温に戻したロース肉の筋切りをする。
赤身と脂身の境い目に筋があるので、そこを2㎝くらいの間隔で切っていきます。ペティナイフのような先の尖ったナイフ、もしくはキッチンバサミを使いましょう。
2、軽く塩(分量外)を両面に振り、薄力粉をロース肉全体に満遍なくまぶす。
3、フライパンに油を大1を入れて、中火で2分くらいを目安に焼く。
最初に、お皿に盛り付ける面を焼きましょう。脂身がフライパンの外側になるように並べます。
4、裏側は1分30秒程度、油をスプーンでかけながら焼き、最後にもう一度表面を30秒ほど焼き仕上げる。
5、一旦、ロース肉をフライパンから取り出し休ませている間に、手早くソースを作る。
強火で焼いてしまうと、筋がきゅっと縮んでしまうので、中火で焼き、余熱で仕上げるようにしましょう。そうすることで、パサつかずしっとりジューシーな食感になります。
6、フライパンに残った余分な油をキッチンペーパー等で軽く拭きとり、ソースの材料を加え、とろみと艶が出るくらいまで煮詰める。
私が作る柚子ジャムは、甘さ控えめなので、甘味が足りないようでしたら、この時にお好みで蜂蜜を小さじ1程度加えて下さい。
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ホリデーシーズンのメニューのひとつに、いかがでしょうか。今日もご覧いただき、ありがとうございました。
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柚子マスタードソース
ポークソテー
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幼い頃から祖母の作る料理が大好きで見よう見真似で中学生の頃からお弁当作りを始める。結婚し専業主婦となりママ友から料理を教えて欲しいと言われることが多くなり2013年10月より都内自宅にてセミプライベートな料理教室を始める。(2018年12月まで。ただいまお休み中)