美髪を作るバランス弁当

2023.09.25
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

秋分の日も過ぎ、暦の上ではようやく夏にピリオドを打ちましたが、まだまだ残暑が厳しいですね。
この季節に夏の疲れが出やすい体の部位は頭髪
特に頭皮は朝晩の寒暖差や紫外線で想像以上にダメージを受け、秋は年間で最も抜け毛が増える時期と言われます。
皮膚や髪の毛のターンオーバーを正常に保つためにはミネラル豊富な食材と、その吸収を促進するビタミンCが大活躍!
ミネラルは体内で生成されないため、貝類・ナッツ類・肉類・海藻類・豆類などを意識して摂り、一緒に野菜を摂ると吸収力が上がります。要は…まんべんなく色々食べましょう(笑)


ただ、毎日忙しくて色々な食材を準備できないこともありますよね。
そんな時の推し野菜は、かぼちゃです。
必須ミネラルの一種、カリウムを豊富に含み、βカロテン・ビタミンB(皮膚を整える)・C(コラーゲンの生成を促す)・E(生体膜を正常に保つ)が豊富で、糖や食物繊維も多い食材です。

かぼちゃは旬が長く、夏に収穫されたものは水分が抜けて秋に甘みが深くなり、9月から11月頃にかけ、ほくほくとした食感を楽しむことができます。
煮る・焼く・茹でる・炒める・揚げる…調理法もオールマイティーなので、冷蔵庫にいてくれると安心な野菜です。


この時期はバターナッツかぼちゃもおススメ。


アーモンドミルクと煮込んでつぶし、スープにしてみました^^


今日のお弁当は美髪を作るバランス弁当。
玄米ときのこのまぜご飯(きのこもミネラル野菜)、チキン南蛮(皮膚や髪を作るたんぱく質豊富・酢は育毛効果も◎)、タルタルソース(初夏に漬けたらっきょう入り)、かぼちゃの365ゆずごしょうきんぴら(ゆずごしょうがかぼちゃの甘みを引き立てる!)です。

ゆっくり深まる秋を楽しみながら、内側からのケアをしてみましょう◎

 
【今日の旬食材】

かぼちゃ:前述したとおり、夏に収穫ししばらく熟成させたのち出荷されるため、いかに水分が抜けて甘みが濃くなっているものを選ぶかがポイント。
ひとつまるまる購入するときはヘタがコルクのように乾燥し、ひびが入り、くぼんでいるものが完熟しています。カットかぼちゃの場合は、濃いオレンジ色で皮のギリギリまで黄色いものを選ぶと◎
ワタが見える場合は、乾燥してきれいなものを。購入したらワタと種はかびやすいため取り除いて保存しましょう。

 



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