二十四節気「冬至」| 冬至とは?この時期の暮らしのアイデア、旬の食べ物や食材(レシピ付き)
ブログ「季節のささやき」では、二十四節気や五節句、雑節や行事などの時節についての知識、クラシコサエルとしての暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお伝えします。
今回は二十四節気“冬至”について、
「1.冬至ってどんな時期?」
「2.冬至の時期の暮らしのアイデア」
「3.冬至の時期の旬の食べ物・食材(レシピ付き)」
などをまとめました。
1.冬至ってどんな時期?
∟ by.りえ「家族の共有スペースづくりときまりごと」
(12/20/20時公開予定♪)
2024年12月21日は二十四節気で22番目となる“冬至(とうじ)”の始まりで、この日から約15日間を指します。
“冬に至る”という文字の通り、本格的な冬が到来する時期です。
初日の12月21日は日本を含む北半球では1年のうち昼の時間がもっとも短くなる日になりますが、同時にこの日を境に昼は長くなっていきます。
二十四節気の中でも四季を反映する節気として特に大切な“八節(はっせつ)”の一つ。
逆に昼の時間がもっとも長いのが“夏至(げし)”、昼と夜の長さが同じになるのが“春分(しゅんぶん)”と”秋分(しゅうぶん)”です。
12/22:大雪 ≪ 前 | 次 ≫ 1/6:小寒
※二十四節気(にじゅうしせっき)
・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれを6つに分けた、24の季節の指標。(現在は最初の1日だけを指すことが多いが、本来はこの日から約15日間を表す)
・太陽の動きに合わせて1年を24等分して表現する=日の長さの変化に関わる暦。(そのため、日付は固定されておらず、1日程度前後する)
※八節(はっせつ)
・季節の変化を反映するものとして特に重要とされた8つの節気。
・季節の始まりを意味する“四立:しりゅう(立春・立夏・立秋・立冬)”と、季節の中間に位置する“二至二分:にしにぶん(夏至・冬至と春分・秋分)”を合わせたもの。
✔︎ 冬至の時期の七十二候
・初候(12/21頃〜):乃東生(なつかれくさしょうず)
ウツボグサが芽吹く頃。
・次候(12/26頃〜):麋角解(さわしかつのおつる)
牡鹿の角が落ちる頃。
・末候(12/31頃〜):雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
雪の下で麦が芽を出す頃。
※七十二候(しちじゅうにこう)
・約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに等分し、初候・次候・末候とした、1年の72の季節の指標。
2.冬至の時期の暮らしのアイデア
冬至は1年で昼が最も短いため、心身のバランスが崩れやすいなどとされていますが、同時に悪い流れが終わり、幸運が訪れ始める節目の時期。そんな冬至の代表的な風習といえば、かぼちゃを食べたり、柚子湯につかったり。いずれも太陽の力が弱まるこの時期に、自然の恵みを取り入れて活力を養うための風習と言えます。(かぼちゃのことは“3.冬至の時期の旬の食べ物・食材”でお伝えします♪)
▼ 柚子を楽しむ
柚子は夏と冬に2回旬を迎える柑橘類です。夏に収穫されるのは「青柚子」、冬に収穫されるのは「黄柚子」で、黄柚子の旬は11月から1月頃。
柚子湯には柚子の爽やかな香りで邪気を払い、幸運を呼び込む前に体を清めるという禊の意味合いがあります。
【柚子湯のやり方や注意点】
✔︎ 柚子湯として柚子を使う際は農薬を取り除くよう果皮はよく洗う。
✔︎ 柚子の果皮に含まれるリモネンは刺激が強いため、肌が弱い方や子どものことを考えると、切って使うより香りはおとりますが丸ごと入れて使うのがおすすめ。
✔︎ 柚子湯を楽しんだあとは、浴槽汚れの原因とならないようすぐにお湯を抜いて掃除をしておく。
✔︎ 丸ごと使ったあとは、またよく洗ってお掃除やお料理に再活用すると無駄がない。
∟ by.川上琴美「冬の香りを愉しむ柚子ピール」
(12/21公開予定♪)
▼ おもてなしメニューを考える
パーティーシーンの多いこの時期、おもてなしにぴったりなメニューをピックアップしました♪
それから、招待されたパーティーにおもたせを持ち寄る時などに、特別感が増すこと間違なしのバッグの作り方のご提案です。
ケーキの箱も入りますよ〜!
・手作りコンソメのジュレ寄せ - by.おべんとうつづり
・我が家のキッシュ - by.おべんとうつづり
・真鱈のソテーを ふわっと優しい蕪のソースで - by.平本麻美
・手作り柚子ジャムのポークソテー - by.平本麻美
・柘榴(ザクロ)の楽しみ方 - by.平本麻美
・チューリップチキン - by.平本 麻美
・ディルバター - by.平本 麻美
・スマッシュドポテトの作り方 - by.平本 麻美
・ローストビーフのちらし寿司 - by.早織
・新春を祝う葩餅 - by.早織
・おせちにお弁当に!田作り - by.あさこ
・お屠蘇を手作りしてみませんか。- by.平本 麻美
▼ 年末年始に向けて整理整頓やお掃除をする
柚子湯やかぼちゃで心身を、それからお部屋も整えられればより気持ちの良い新年が迎えられそうです。
・ほうき時間のすすめ -by.りえ
・すっきり心地よい冷蔵庫に - by.りえ
・かご収納を愉しむ暮らし - by.りえ
・大切に着続けたいニットのお手入れ。- by.川上 琴美
・かごのお手入れ - by. なこ
・木製品のお手入れ - by.なこ
3.冬至の時期の旬の食べ物・食材
柚子湯で丸ごと使った柚子は、またよく洗ってお掃除やお料理に再活用すると無駄がありません。
・冬の香りを愉しむ柚子ピール - by.川上琴美(12/21公開予定♪)
・柚子ジャム → 柚子ジャムのポークソテー - by.平本麻美
・自家製ゆずポン酢をつくる - by.平本麻美
・柚子香る自家製七味唐辛子 - by.早織
・冷めたほうがおいしい!ロール柚子稲荷 - by.tome
冬至で食べるものといえば、かぼちゃ。その理由は諸説ありますが、厳しい冬を乗り越えるために栄養価の高いかぼちゃを食べるという意味合いや、魔除けや運気上昇のため、などとされているようです。
かぼちゃの収穫は夏から初秋ですが、2~3ヵ月寝かせておくと甘みが増して美味しくなることから、旬は秋から冬にかけての10月~12月となります。
寒さが深まるにつれ、かぼちゃ以外の旬の食材も冬ならではの味わいが増していきます。からだを温める料理に最適なものが多いのも特徴です。野菜や果物は寒さが増すと自らを守るために糖度を上げるため、甘みや旨みが増すものが多く、魚介類は脂がのり、旨みが凝縮されます。冬の味覚を存分に楽しみましょう。
▼ 旬の食材と、それにまつわる読みもの
・かぼちゃ / 10〜12月
(かぼちゃの美髪弁当)
・真牡蠣 / 11〜4月
(牡蠣の土手鍋風)
・りんご / 10〜2月
(焼き林檎のおやつ)
・れんこん / 10〜2月
(蓮根餅)
・秋のきのこ
(きのこを使ったレシピ)
・小豆 / 10〜2月
(小豆ごはん、蒸篭で作る平本さんのお赤飯、tomeさんのお赤飯)
・黄ゆず / 10〜1月
(自家製ゆずポン酢)
・さつまいも / 収穫時期:8~11月、食べ頃:10~1月
(お芋のイートンメス、秋の吹き寄せおこわ)
・紅葉鯛 / 9〜12月
(紅葉鯛の和風アクアパッツァ、鯛のつけ焼き)
・花梨 / 10〜11月
(花梨シロップ)
・春菊 / 11月〜2月
(春菊のペースト)
・かすべ / 10〜6月
(かすべの煮付け)
12月の読みもの12月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、1月の準備などの記事をお楽しみください♪ |