二十四節気「夏至」| 夏至とは?この時期の暮らしのアイデア、旬の食べ物や食材(レシピ付き)
ブログ「季節のささやき」では、二十四節気や五節句、雑節や行事などの時節についての知識、クラシコサエルとしての暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお伝えします。
今回は二十四節気“夏至”について、
「1.夏至ってどんな時期?」
「2.夏至の時期の暮らしのアイデア」
「3.夏至の時期の旬の食べ物・食材(レシピ付き)」
などをまとめました。
1.夏至ってどんな時期?
2024年6月21日は二十四節気で10番目となる“夏至(げし)”の始まりで、この日から約15日間のこと。
本格的な夏が到来する時期です。
初日の6月21日は日本を含む北半球では1年のうち昼の時間がもっとも長くなる日になります。
二十四節気の中でも四季を反映する節気として特に大切な“八節(はっせつ)”の一つ。
逆に昼の時間がもっとも短いのが“冬至(とうじ)”、昼と夜の長さが同じになるのが“春分(しゅんぶん)”と”秋分(しゅうぶん)”です。
雑節“半夏生(はんげしょう)”はこの夏至から11日目。
梅雨の終わりが近づくこの時期の、田植えをすませる目安とされた節目の日です。
6/5:芒種 ≪ 前 | 次 ≫ 7/6:小暑
※二十四節気(にじゅうしせっき)
・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれを6つに分けた、24の季節の指標。(現在は最初の1日だけを指すことが多いが、本来はこの日から約15日間を表す)
・太陽の動きに合わせて1年を24等分して表現する=日の長さの変化に関わる暦。(そのため、日付は固定されておらず、1日程度前後する)
※八節(はっせつ)
・季節の変化を反映するものとして特に重要とされた8つの節気。
・季節の始まりを意味する“四立:しりゅう(立春・立夏・立秋・立冬)”と、季節の中間に位置する“二至二分:にしにぶん(夏至・冬至と春分・秋分)”を合わせたもの。
※雑節(ざっせつ)
・二十四節気を補う日本独自の指標。
・中国で生まれた、太陽の動きに合わせた二十四節気は日本の季節感とは違う部分があるため、季節の移り変わりの目安として設定された。
✔︎ 夏至の時期の七十二候
・初候(6/21頃〜):乃東枯(なつかれくさかるる)
ウツボグサが枯れゆく頃。
・次候(6/26頃〜):菖蒲華(あやめはなさく)
菖蒲の花が美しく咲き始める頃。
・末候(7/1頃〜):半夏生(はんげしょうず)
カラスビシャクが生え始める頃。
※七十二候(しちじゅうにこう)
・約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに等分し、初候・次候・末候とした、1年の72の季節の指標。
2.夏至の時期の暮らしのアイデア
中国で生まれた二十四節気の上では夏至ですが、日本では梅雨の時期。
夏至の時期の暮らしを豊かにするアイデアは↓をチェック。
▼ 手仕事やお飾りで夏至を楽しむ
・初夏を楽しむワンピース作り 前編 / 後編 - by.kae
・型染めうちわ作り - by.真鍋百萌
・手作りするお茶パック - by.真鍋百萌
・季節のお飾り〜新緑をお部屋に〜 - by.なこ
▼ 七夕や夏のイベントの準備をしながら夏至を過ごす
・七夕の室礼 - by.平本麻美
・季節のお飾り〜七夕〜 - by.なこ
・お家で楽しむ夏祭り - by.ryuryu
3.夏至の時期の旬の食べ物・食材
見た目にも涼やかな「水無月」は、じめじめとした梅雨の体調を崩しやすい6月にだけ食べられる、京都発祥の和菓子です。
また、この時期が旬の食材には、カリウムやビタミン類など、夏バテを防止できる栄養素が豊富に含まれています。
積極的に取り入れて、暑い時期を乗り越えるからだを作りましょう。
▼ 旬の食材とそれにまつわる読みもの
・らっきょう(レシピ:塩らっきょう)
・甘夏(レシピ:甘夏のマーマレード)
・とうもろこし(レシピ:キーマカレー、茶碗蒸し・ごはん)
・新生姜(レシピ:新生姜の甘酢漬け)
・梅(レシピ:夏野菜と鶏肉の梅南蛮酢漬け)
・豆(アイデア:豆類の楽しみ方)
・小メロン(レシピ:小メロンを使ったレシピ5つ)
・白瓜(レシピ:白瓜の箸休め)
・バジル(レシピ:バジルペースト)
・ニラ(レシピ:ニラだれ)
6月の読みもの6月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、7月の準備などの記事をお楽しみください♪♪ |