えみ
連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。
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12月になると、仕事も家のことも慌ただしいけど、きらめきに心惹かれる季節となりました。
人が集まる事も多いそんな冬の食卓に、子供から大人までみんなで楽しめる、きれいなシャンパンゼリーはいかがですか?
今回作るゼリーは、シャンパンといってもシャンメリーで。
私はあまおうのシャンメリーを使ってみました。
ほんのりピンクに染まったゼリーと、つるんと透明な中に気泡が閉じ込められて、光が当たるたびにキラキラと揺れる様子は、私の中にわずかながら残っている乙女心を鷲掴みにしてしまいます。笑
【レシピ】シャンパンゼリー風|シャンメリーで子どもも楽しめる、きらめくゼリー
キラキラしてるけど甘すぎなくて、シュワっとしてるけど軽やか。 一口食べると炭酸が弾けて香りが鼻から抜けます。
材料(90cc程度入るグラスに約4人分)
・シャンメリー… 180cc ・仕上げ用シャンメリー…20cc ・水…60cc ・砂糖 … 50g ・レモン汁 … 小さじ1/2 ・粉ゼラチン … 5g ・水 … 25cc(ゼラチン用) ・お好みのフルーツなど…適宜
※シャンメリーの代わりにお好みのノンアルコールスパークリングなど、いろんな炭酸でアレンジもできますが、透明なものの方が見た目にもおすすめです。 ※注意点:アルコール入りはゼラチンが固まりにくくなるので、このレシピの配合では難しいです。
作り方
1. ゼラチンは水にふり入れてふやかしておく。
2. 小鍋に水と砂糖を入れ火にかけ、沸騰させないように温めて砂糖を溶かす。
3. 火を止め、1を加えて完全に溶かす。
4. レモン汁を加え、静かによく混ぜ、人肌まで冷ます。
5. ボウルに4.を移し、そこへそっとシャンメリーを注ぎ、ゆっくり全体を混ぜ、落としラップをして冷蔵庫で冷やし固める。(後の“仕上がりを美しく美味しくするコツ”を参考にしてください)
6. 固まったらフォークで軽くクラッシュし、苺などのお好みのフルーツを入れたグラスに盛り付け、仕上げ用のシャンメリーを小さじ1程度ずつ注ぐ。
仕上がりを美しく美味しくするコツ
炭酸を残す為に、5.の工程では
・シャンメリーを注ぐ時、混ぜる時は、静かにゆっくり行う。 ・落としラップをする。 ・熱を伝えやすいステンレスなどのボウルを使い、早く冷やし固める。 (私はなるべく早めに冷やし固めるために、縁が凍らない程度まで冷凍庫→それから冷蔵庫で冷やしました)
こうすることでより食べる時に微発泡を楽しむことができ、優しいシュワっと感が口の中で広がります。
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ケーキほど重くなくて、食事とケーキのあいだを繋いでくれるような軽やかな一品。
クリスマスの食卓にもいかがでしょうか。
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連載:季(とき)を味わう台所(Instagram)
岡山県在住。美容師を経て大手料理教室で経験を積み、現在は独立して「食」にまつわる活動を行っています。季節の手仕事を大切にしていた祖母の家を引き継ぎ、少人数制の料理教室も主宰。“季(とき)を味わう台所”を通して移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお伝えします。