【2025年】二十四節気:大暑(たいしょ)

ブログ「季節のささやき」では、季節の節句や行事ごとに、暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお届けします。
|
1. 大暑っていつ?どんな時期?(七十二候も)
∟ by.nijisuzume「必要なものを自分の手でつくる(生活雑貨編)」
大暑(たいしょ)は二十四節気*1で12番目となる季節の指標。
2025年は7月22日から約15日間を指します。
夏の最後の節気であり、一年で最も暑さが厳しいとされる時期です。
また、この時期は雑節*2のひとつである 夏の“土用(どよう)*3”の期間中と重なります。
夏の土用は立秋前の18日間を指し、季節の節目を感じる時期で、2025年は7月19日から8月6日です。
*1二十四節気(にじゅうしせっき)
太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた、24の季節の指標。節気の始まりの日だけを指すことも多いが、本来はこの日から約15日間を表す。
*2雑節(ざっせつ)
二十四節気を補うように設けられた、日本の生活や農作業に根ざした季節の目安となる日。
*3土用(どよう)
春夏秋冬の季節の変わり目にあたる18日間の期間。四季それぞれに土用があるが、特に知られているのが夏から秋へと移り変わる夏の土用。
✔︎ 大暑の時期の七十二候*4

・初候(7/22頃〜):桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
桐の花が実を結ぶ頃。
・次候(7/27頃〜):土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
土が湿って蒸し暑くなる頃。
・末候(8/1頃〜):大雨時行(たいうときどきふる)
激しい大雨が降る頃。
*4七十二候(しちじゅうにこう)
約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに等分して初候・次候・末候とした、72の季節の指標。
2.大暑の時期の暮らしのアイデア
大暑の時期の暮らしを豊かにするアイデア集はこちら。
✔︎ この時期にぴったりの手仕事を楽しむ
・夏のグリーンリース作り - by.真鍋 百萌
・切り絵のモビール作り - by.真鍋 百萌
・型染めうちわ作り - by.真鍋 百萌
・手作りするお茶パック - by.真鍋 百萌
✔︎ この時期にぴったりのイベントを楽しむ
✔︎ ひんやりデザートで涼を楽しむ
・夏にぴったり、フルーツサングリアをつくろう! - by.ryuryu
・カッサータとチャイ。-by.川上琴美
・真夏の桃パフェ。- by.川上琴美
・凍頂烏龍茶とさくらんぼヨーグルトアイス - by.大久保香織
・黒豆プーアール茶と豆乳黒豆アイス - by.大久保香織
・発酵食品で楽しむ夏の食卓 - by.tome
✔︎ この時期にまつわるコラムを読んで過ごす
7月からの新クラシライター:ミナさんからは、ハーブを取り入れた暮らしの楽しみ方を「夏をスッキリ乗り切るハーブの使い方」「投げ込むだけのハーブバス」2つの読みものでご紹介です。
3.大暑の時期の旬の食材/食べ物とそのレシピ
鰻(うなぎ)を食べることで知られる“土用の丑の日”。
立秋前の約18日間にあたる夏の土用の期間中にめぐってくる丑の日のことで、2025年は一の丑:7月19日(土)と二の丑:7月31日(木)の2回あります。
(土用の丑の日は、年に複数回ある場合があり、2025年は2回ある年です。)
土用の丑の日に鰻を食べるのは、夏バテ防止や疲労回復に効果があるとされる栄養価の高さと、江戸時代に広まった風習が由来です。
具体的には、鰻に豊富に含まれるビタミンB1が、夏バテで消耗した体力を回復させ、食欲を増進させる効果があるため、夏を乗り切るために食べられてきました。
鰻以外にも、大暑の時期に旬を迎える食材には、ビタミン類やカリウム、クエン酸、抗酸化成分など、夏バテを防ぐ栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素は、発汗によって失われがちなミネラルの補給や、疲労回復・食欲増進・自律神経の安定に役立ちます。
暑さに負けない体を作るためにも、季節の恵みを積極的に取り入れましょう。
▼ 旬の食材とそれにまつわる読みもの
・鯵(干物、冷や汁、鯵のピカタ)
・鮎(鮎の塩焼き、鮎の有馬煮)
・鰻(鰻のお稲荷さん)
・帆立(帆立入りトロフィエ・アル・ペスト)
・とうもろこし(キーマカレー、茶碗蒸し・ごはん)
・きゅうり(冷や汁)
・なす(なすびの蒲焼き、なすのラバネ風、なすのお味噌汁)
・ゴーヤ(ゴーヤの酢漬け、ゴーヤの佃煮)
・ツルムラサキ(ツルムラサキの下ごしらえとアレンジ)
・白瓜(白瓜の箸休め)
・金糸瓜(金糸瓜の下処理)
・バジル(バジルペースト、自家製ピザ)
・ニラ(ニラだれ)
・トマト(自家製ケチャップ、タコとトマトのパセリマリネ、トマトのブルスケッタ)
・オクラ(オクラの巻き寿司、オクラのかき揚げ)
・しそ(赤紫蘇ジュース)
・新生姜(甘酢漬け、自家製ドレッシング、ハニージンジャーシロップ)
・みょうが(味噌漬け)
・メロン、ブルーベリー、マンゴー(旬の果物のゼリー)
・桃(桃パフェ、桃の水出し緑茶)
・いちじく(いちじくのテリーヌ)
・パッションフルーツ(パッションフルーツソースのココアナッツアイス)
いかがでしたか。
季節の移ろいをそっと暮らしに取り入れながら、健やかに過ごせますよう。
|