”水はけのよいからだ”で梅雨を迎えましょう

2023.05.29
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

あっという間に5月も終盤。
大型連休があったなんて、、もう遠い出来事のように感じてしまいますね(笑)
さて、6月といえば梅雨。
今回は #わが家の夏支度 前のわが家の梅雨支度についてご紹介いたします。

私は北海道出身で梅雨と台風を経験せずに育ったため、関東にきて最初の何年かは
本当に本当に!梅雨に悩まされました。

洗濯から掃除に至るまで家事がはかどらずストレスを感じ、毎日湿気でだるい。。。。。
なんだか疲れるから家に引きこもって甘いものを食べてみたり、無理にたくさん飲んで食べて元気をだそうとしてもすっきりせず。。。

薬膳の勉強をした今思うのは、当時の私の体はなんて水はけが悪かったのか!ということです。

6月、7月の梅雨時期には「脾」、いわゆる消化器官が弱ります。
湿度が高くなると、体が余分な水分をため込もうとするのでむくみやすくもなります。
過去の私のようにたいして動かずに胃腸に負担がかかるものを食べたり飲んだりしているとたちまち梅雨に負けます(笑)

そんなこの時期のお助け食材は、「豆」!

 

 

グリーンピースの塩ゆで。
茹で汁と一緒にボウルに入れて冷めるまで置けば豆の皮にしわが寄りません。

豆は食べる除湿剤と言われるほど、むくみの解消に役立ちます。
そら豆、大豆、ひよこまめ、キドニービーンズ、お茶ならあずき茶や黒豆茶を選ぶと◎
ただし加工品(豆腐、味噌など)はまた効能が変わるので豆そのものを頂きましょう。

一度にたくさん食べるのはなかなか大変なので、

 

 

パワーサラダや、

 

 

パスタなど、この時期は色々なお料理に豆をプラスしています。

また、調理方法にも工夫を。
できるだけ油を使わず、茹でたり蒸したりしながら
消化器官を労わると不調なく過ごすことができます。
じめじめするからと言って冷たいものばかり摂るのもNG。
胃腸に負担がかかるのでできるだけ温かいものを。

 

 

そんなわけで梅雨に備えるお弁当は
豆としらす、もち麦(麦も水はけ食材!)のおにぎり、
谷中生姜(体を温めます)の肉巻き、夏野菜(適度に体の熱を取ります)の蒸しカポナータ、
トマトの小さなオムレツ。
オムレツは
溶きたまご1個、豆乳大さじ2を好きな味付けにし、具材(今回は半分に切ったプチトマトととプロセスチーズ)と一緒にマフィンカップに入れてトースターで10分。
お弁当の卵料理にマンネリを感じたときによく作ります。

 

 

川上琴美さんもご紹介されていた玉ねぎ麹 を新玉ねぎで仕込んだので
肉巻きも、カポナータもオムレツも調味しました。
旨味がすごい!

みなさんも豆を取り入れて梅雨でも元気な体作りをぜひ意識してみてくださいね。

 

 

【今日の旬食材】

レタス、キャベツ:どちらも消化を助け、食物繊維やカリウムが豊富なので食べ過ぎ予防にも。
湿気の多い季節のサラダやスープにはぜひ取り入れると◎

 

 



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