〜番外編〜家族と楽しむ夏のひととき

2023.08.14
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

お盆を迎え、帰省される方、ご自宅にご家族を迎えられる方も多いことと思います。
楽しみな反面、ごはん支度‥‥大変ですよね‥‥(笑)

子供の頃、お盆に祖父母の家に行くと、いつもおにぎりが用意されていて、畑からもぎたてのきゅうりやトマトとともにおにぎりを頬張っていました^^
歳を重ね、ご先祖様を迎える準備で忙しい最中、好きな時にさっと食べられるおにぎりさえあれば万事丸く収まるだろう、という当時の祖父母の気持ちが手に取るようにわかります(笑)

そんな思い出から、今回はおうちで楽しむお弁当、いわゆる「置き弁」スタイルにしてみました。
竹笊に盛り付けてみましたが、お重につめてもいいですね◎


なす、オクラ、みょうが、かぼちゃ、ししとう。
焼いてだし醤油に浸した「夏野菜の焼き浸し」を冷蔵庫に作り置いて、そのままいただいたりお素麺にのせたり。


【365】柚子ごしょうを添えるといつものごはんがあっという間におもてなし料理に!
青柚子をしっかりと感じられ、口の中に香りが広がり主役にも脇役にもなる調味料です。
久しぶりに再会したご家族と食卓を囲み、お気に入りの調味料のお話をするのも楽しいですね。


肉巻きおにぎりは、甘めの味付けにして柚子ごしょうでアクセントをつけました。夏らしい爽やかさが加わって家族にも好評でした^^

わたしの故郷、北海道は夏が短く、お盆が終わると秋の気配を感じていたことを思い出します。
年々夏が長くなっている昨今ですが、折々の行事を大切にしながら日々を過ごしていきましょう。


 【今日の旬食材】

なす:夏を代表する野菜。みずみずしく柔らかいので、この時期は千両なすも生でいただくことができます。水なす、加茂なす、ゼブラなすなど最近は様々な品種がありますが、どれもヘタの部分にあるとげが痛いほどとがっているものが新鮮。加熱するときはなるべく空気に触れないようにし、皮目から加熱するときれいな「茄子紺色」を楽しめます。体を冷やす作用が強いので、温める食材のしょうがやお肉などと摂ると◎

 



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