黒豆プーアール茶と豆乳黒豆アイス

2024.05.11
大久保香織

連載:一茶一菓子
クラシライター:大久保香織さんより、お茶が主役になるようなお菓子とともに、ひっそり行っているメディテーションタイムをお届けします。

夏を感じさせる空気が気持ちいいこの頃。
手作りアイスの気分なので、豆乳アイスに合わせて、黒豆で黒豆煮と黒豆きな粉を作り、黒蜜をかけようと思います。飲み物は、黒豆茶にプーアール茶を合わせます。

甘いものは大好きですが、夏にかけてこれ以上太りたくはないので、
せめて、体に良い食材で作るお菓子とお茶の時間にしていきます!

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今回のメイン食材は黒豆。
丹波の黒大豆は、小田垣商店さんで購入しました。


黒豆茶を作るために、まずは黒豆を乾煎りします。
フライパンにのせて弱火にかけて揺すりつつ、5分ほど乾煎りします。次第にヒビが入ってきて、香ばしい匂いに、もう幸せモード。


多めに乾煎りしておいたら、煎り黒豆の一部をフードプロセッサーにかけて、黒豆きな粉を作っておきます。少し甘さ出しに砂糖を加えます。


通常の黒豆茶は、煎った黒豆にお湯を注げば完成ですが、効能を追加するべく、プーアール茶を注ぎます。


プーアール茶には、塾茶と生茶の2種類があり、今回選んだのは生プーアール茶という、珍しいタイプのお茶です。緑茶を自然に何年もかけて発酵させることで、時間をかけてプーアール茶になっていきます。
日本では、なかなか見かけないのですが、数年前、家族で雲南省に旅行した時に購入したものを飲もうと思います。


生プーアール茶は、流通量の多い熟したプーアール茶よりも、断然濃さや味わいがマイルドなので、黒豆の風味や味わいを消しません。一方で、熟成年数が大きく香りや味わいに関係し、若いものは独特の苦さがあるので購入する際には注意が必要です。
 


さてさて、お次はお菓子です。
 


豆乳黒豆アイス 黒蜜きな粉がけ

 材料・作り方

⚫︎丹波黒大豆煮

丹波黒大豆 200g
水  1.2L
砂糖 120g
塩  小さじ1/

1 鍋に水を入れ、沸騰させたら砂糖を加え(あればさび釘も加えて)火を止める。
2 黒豆を水洗いして、ザルにとる。
3 黒豆を1の鍋に入れ、5時間つけおく。
4 中火にかけ、沸騰したらアクを取り除き、落とし蓋と蓋をして、弱火でコトコト5〜6時間煮る。


⚫︎黒蜜

奄美の黒糖 200g
水 100g

1 小鍋に黒糖と水を入れ、黒糖をふやかしておく。
2 1の小鍋を中火にかけ、沸騰したら弱火にして、アクを取る。
3 黒糖が溶けて、とろみがついたら、ボールにあけて粗熱をとる。


⚫︎豆乳アイス

豆乳 200cc
卵 2個
きび砂糖 大さじ2
塩 大さじ2

1 アイスクリームメーカーを半日以上冷凍庫で冷やしておく。
2 材料を全て泡立て器で混ぜる。
3 アイスクリームメーカーに2を加えて撹拌する。


豆乳アイスに、炊いた黒豆を添えて、黒蜜ときな粉をかけて完成。

 

 

黒豆の食欲をそそる良い香りに、夏を感じるアイスがたまらない。
食いしん坊な初夏のお茶とおやつの時間でした。
帰宅したら息子にも食べさせてあげることにします。

 

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