初夏を楽しむワンピース作り 後編

2024.06.18
kae

連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。

上身頃にポケットを付けるところまで進めた前編に引き続き、ワンピース作り後編。
前編はこちらから


後編はスカート部分から取り掛かります。

スカートは前後2枚ずつの計4枚仕立て。
4枚を順に横に繋げて、ミシンで1枚の長方形にします。

左前、後ろ、右前の3パーツに分けて粗ミシンを2本ずつかけたら、各パーツごとに上糸を2本まとめて引っ張りギャザーを寄せていきます。


糸がちぎれないように注意しながら、左右の上糸端を持ち、ギュギュッと最大限、真ん中に寄せていきます。
しっかり寄せたら上からアイロンをあて、シワを作ります。

 

スカートのギャザー部分と上身頃の裾の合印を合わせてまち針で留め、本縫いしていきます。


ギャザーの分量が全体的に同じになるよう、細かい部分は目打ちを使って整えます。
ギャザーの糸を縫い込んでしまわないよう注意しながら、ゆっくりと縫い進めたら…

上身頃に、スカートが付きました!


ここからシナモン色の前立てと襟の出番です。
前立てを右側に縫い付け、しつけ縫いをしてからステッチをかけます。


襟や前立てなどは、少しズレると、途端に手作り感が出てしまうので注意したいポイント。
しっかりキワを縫えるよう、ひと手間ですが必ずしつけ縫いをします。

 

前立てが付いたら、ボタンホールに取り掛かります。


ボタンホーラーというアタッチメントをミシンに取り付け、開けたい位置に布をセットしてスタートすると自動でボタンホールを縫ってくれます。

 

続けて、襟と袖を付けます。


襟を作って、こちらもしつけ縫いをしながら丁寧なステッチで身頃に縫い付けます。袖も同様に。

 

最後にボタンをつけて…


\\ 完成 //


梅雨のジメジメした空気とはうらはらに、心が晴れやかになるワンピースが仕上がりました。
薄手のコットンのワンピースは、ロング丈でも軽く、涼しくて暑い夏にも快適です。

出来立ての服を着て出かけるのは、いつもちょっとドキドキとワクワクがあって好き。
さっそく、お出かけ時に着て出かけ、友人に褒めてもらって嬉しくなって、ニヤニヤ顔で生地棚を眺めながら次の1着を妄想中です。

 

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