手作りするお茶パック
連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。
気づけば、小さな庭では5月にプランターに蒔いた藍の若葉が、ぐんと大きく育ちました。
水と太陽の光が大好きな草です。
来月には藍の生葉染めができるかなぁと楽しみにしています。
「そろそろプール出したら?」
と早々6月からリクエストする、子どもたちの一番の楽しみは庭でビニールプールです。
あと何年、庭のプールで遊んでくれるかなぁと思ったりしています。
7月は、夏の台所での、エコアイディアをご紹介します。
暑くなると、冷蔵庫に冷たいお茶を常備しておく方も多いのではと思います。
冷たいものの取り過ぎは良くないですが、私は、冷やしたレモングラスやミントのハーブティー、すっきりしたいときは緑茶を、朝一番に一杯、これでシャキッと気分を上げています。
子ども達にはほうじ茶や麦茶を作ります。
最近は布で手作りしたお茶パックに、好みの茶葉を入れて、直接水の入ったピッチャーにポトンと入れて、冷蔵庫へ。
水出しで3時間ほどで、すっきり香り高い冷たいお茶のできあがりです。
不織布のお茶パックは、マイクロプラスティックという微粒子のプラスティックが溶け出すことが心配されていますが、綿で手作りすれば、安心ですし繰り返し使えてゴミも出ません。
茶葉を入れて、くるっと糸を巻いて留めると、不思議と茶葉が出てしまうこともなく、なんともかわいい形。
使い終わったら、裏返して中身を捨てて、さっと洗ってシンク上に干しておけば、すぐに乾きます。
10分ほどで簡単に縫えるので、ぜひお試しあれ。
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何枚か作っておいて、出汁を取ったり、ハーブを入れてお風呂に浮かべたり、いろんな使い方ができます。
使っているうちに、茶色く染まっていくのも、また愉しい。
市販のティーバックに入ったお茶を買うことも無くなって、すっきりと心地よいです。