お家で作る鯵の干物
連載:折々の一皿
クラシライター:早織さんより、旬を取り入れた、和の要素を感じられる自宅でのお料理やおもてなしについてお届けします。
一年中楽しむことができる鯵。
旬は初夏から夏にかけて、まさに今です。
この時期の鯵は少し小さいものの、身が締まり脂が乗っており強い旨みを堪能することができます。
お刺身や塩焼きにしていただくのも良いですが、今回は旬の旨みをさらに凝縮させた鯵の干物の作り方をご紹介いたします。
*材料* 鯵:3尾
*作り方* 1. 2. 3. 4. 5. 頭がついていなくてもいい方はエラを取らずに頭ごと落とし、腹骨や小骨を取り除き身だけを干すことも出来ます。 6. 塩分濃度の目安は5-15%です。脂の乗り方によって塩分濃度、漬け時間は変わり、脂が乗っているものほど塩の浸かりは早いです。干し時間を長くしたい場合は塩分を抑えてください。今回は10%の塩水に1時間漬けました。 7. 8. 干し具合はお好みですが、日持ちを重視しなくて良い自宅での干物作りなので、生に近い生干しがおすすめです。
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出来たものは乾燥を防ぐためラップに包み冷蔵庫で4日、冷凍庫で1-2週間保存可能です。
職人さんの手で編まれた金網つじの焼き網はお気に入りの調理道具の一つです。火をじんわりと満遍なく広げ、干物もふっくら柔らかく焼き上げてくれます。
乾燥機や乾燥シートで乾かした市販のものとは違い、旨味がぎゅっと凝縮された仕上がりになるので鯵だけでなく他のお魚でも。自宅で作ると塩分濃度や干し具合を調整できるので、お好みに合わせて干物作りを楽しんでみてください。