【2025年】二十四節気:処暑(しょしょ)

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ブログ「季節のささやき」では、季節の節句や行事ごとに、暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお届けします。
1. 処暑っていつ?どんな時期?(七十二候も)
処暑(しょしょ)は二十四節気*1で14番目となる季節の指標。
2025年は8月23日から約15日間を指します。
暑さが次第に収まり、本格的な秋へ向かっていく時期です。
ひとつ前の二十四節気は“立秋(りっしゅう)”は秋の訪れを告げる時期…とされたものの、今回の“処暑”にはまだ夏を思わせる“暑”の文字が入ります。
けれどもうひとつの“処”という漢字には「落ち着く」という意味があり、夏の名残を残しつつも、暑さがようやく落ち着いていく節目であることを表しています。
*1二十四節気(にじゅうしせっき)
太陽の動きをもとに1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた、24の季節の指標。節気の始まりの日だけを指すことも多いが、本来はこの日から約15日間を表す。
✔︎ 処暑の時期の七十二候*2

・初候(8/23頃〜):綿柎開(わたのはなしべひらく)
綿を包む柎=花のがくが開き始める頃。
・次候(8/28頃〜):天地始粛(てんちはじめてさむし)
ようやく暑さがおさまり始める頃。
・末候(9/2頃〜):禾乃登(こくものすなわちみのる)
稲などの穀物が実り始める頃。
*2七十二候(しちじゅうにこう)
約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに等分して初候・次候・末候とした、72の季節の指標。
2.処暑の時期の暮らしのアイデア
処暑の時期の暮らしを豊かにするアイデアは↓をチェック。
▼ 手仕事やお飾りで処暑を楽しむ
・藍のたたき染め - by.真鍋 百萌
・秋のおしゃれ、籐のアクセサリー - by.真鍋 百萌
・季節を彩るファブリック - by.なこ
▼ 夏の疲れを癒し、秋バテに備える
・夏の疲れにお味噌汁を - by.平本麻美
・夏の疲れを癒すハーブティー。-by.川上琴美
・自家製甘酒のアイデア - by.川上琴美
・自家製米麹作りのアイデア - by.中里早紀子
・発酵食品で楽しむ夏の食卓 - by.tome
▼ 秋のイベントの準備をして過ごす
・重陽の節句 - by.平本麻美
・十五夜に楽しむフルーツ白玉 - by.ryuryu
・季節のお飾り〜十五夜のお月見〜 - by.なこ
▼ この時期にまつわるコラムを読んで過ごす
見た目も涼やかなバタフライピーを、お茶やスイーツに取り入れる方法をまとめた、島暮らしのクラシライター:nijisuzumeさんのコラムはこちら↓。
身近な自然を取り入れたシンプルな暮らしをするクラシライター:ミナさんからは、家庭菜園の気軽な楽しみ方のご紹介です。
3.処暑の時期の旬の食材/食べ物とそのレシピ
そろそろ旬の終わる夏の食べ物の残りの時期を楽しみ、出回り始める秋の味覚を味わいながら、夏の疲れをリセットしましょう。
▼ 旬の食材と、それにまつわる読みもの
・秋刀魚(9〜11月):炊き込みご飯
・落花生(9〜11月):塩茹で
・栗(9〜11月):渋皮煮
・さつまいも(収穫時期8~11月、食べ頃10~1月):秋の吹き寄せおこわ
・とうがらし(7〜11月):とうがらしを楽しむレシピ5つ
・いちじく(6〜11月):いちじくと桃のテリーヌ
・茗荷(夏茗荷6~8月、秋茗荷8~10月):味噌漬け
・蔓菜(5〜10月):蔓菜と豚肉の黒酢焼きうどん
・桃(6〜9月):桃の水出し緑茶といちじくのテリーヌ
・金糸瓜(7〜9月):下処理
・ゴーヤ(6〜9月):佃煮、乾燥ゴーヤ&酢漬け
・オクラ(6〜9月):失敗しないオクラのかき揚げ
・とうもろこし(6〜9月):キーマカレー、茶碗蒸し・ごはん、とうもろこしごはん
・生姜(ハウス栽培6〜8月、露地栽培9〜10月):新生姜の甘酢漬け、生姜を使った自家製ドレッシング、ハニージンジャーシロップ
・白瓜(5〜9月):白瓜の箸休め
・ルバーブ(5〜9月)ルバーブのジャム&クランブルケーキ
いかがでしたか。
季節の移ろいをそっと暮らしに取り入れながら、健やかに過ごせますよう。
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