二十四節気「処暑」| 処暑とは?この時期の暮らしのアイデア、旬の食べ物や食材(レシピ付き)
ブログ「季節のささやき」では、二十四節気や五節句、雑節や行事などの時節についての知識、クラシコサエルとしての暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお伝えします。
今回は二十四節気“処暑”について、
「1.処暑ってどんな時期?」
「2.処暑の時期の暮らしのアイデア」
「3.処暑の時期の旬の食べ物・食材(レシピ付き)」
などをまとめました。
1.処暑ってどんな時期?
2024年8月22日は二十四節気で14番目となる“処暑(しょしょ)”の始まりで、この日から約15日間のこと。
暑さもやっと収まりながら、そろそろ本格的に秋に向かうと言われていた時期です。
ひとつ前の二十四節気は“立秋(りっしゅう)”で、秋に向け季節が移り変わり始める時期…とされていたものの、今回の“処暑”にはまだ“暑”のひと文字が入りますね。
けれどもうひとつの“処”という漢字には「落ち着く」という意味があります。
朝夕は過ごしやすくなり、涼しい風が心地よく感じられる日があるでしょう。
また夕立の日が増えたり、昔から処暑の頃は台風がよく来ると言われるなど、天気の不安定さも見られる時期でもあります。
次の二十四節気は2024年9月7日の“白露(はくろ)”です。
✔︎ 処暑の時期の七十二候
・初候(8/22頃〜):綿柎開(わたのはなしべひらく)
綿を包む柎=花のがくが開き始める頃。
・次候(8/28頃〜):天地始粛(てんちはじめてさむし)
ようやく暑さがおさまり始める頃。
・末候(9/2頃〜):禾乃登(こくものすなわちみのる)
稲などの穀物が実り始める頃。
※二十四節気(にじゅうしせっき)
・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれを6つに分けた、24の季節の指標。(現在は最初の1日だけを指すことが多いが、本来はこの日から約15日間を表す)
・太陽の動きに合わせて1年を24等分して表現する=日の長さの変化に関わる暦。(そのため、日付は固定されておらず、1日程度前後する)
※七十二候(しちじゅうにこう)
・約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに等分し、初候・次候・末候とした、1年の72の季節の指標。
2.処暑の時期の暮らしのアイデア
処暑の時期の暮らしを豊かにするアイデアは↓をチェック。
▼ 手仕事やお飾りで処暑を楽しむ
・藍のたたき染め - by.真鍋 百萌
・秋のおしゃれ、籐のアクセサリー - by.真鍋 百萌
・季節を彩るファブリック - by.なこ
▼ 秋バテに発酵食品で備える
・自家製甘酒のアイデア - by.川上琴美
・自家製米麹作りのアイデア - by.中里早紀子
・発酵食品で楽しむ夏の食卓 - by.tome
・自然栽培米の麹で作られた非加熱の甘酒 - by.的場シオリ
▼ 秋のイベントの準備をして過ごす
・重陽の節句 - by.平本麻美
・十五夜に楽しむフルーツ白玉 - by.ryuryu
・季節のお飾り〜十五夜のお月見〜 - by.なこ
▼ この時期にまつわるコラムを読んで過ごす
・島暮らしのnijisuzumeさんのコラム / 浜香のおはなし / 珈琲のおはなし /
3.処暑の時期の旬の食べ物・食材
そろそろ旬の終わる夏の食べ物の残りの時期を楽しみ、出回り始める秋の味覚を味わいながら、夏の疲れをリセットしましょう。
▼ 旬の食材と、それにまつわる読みもの
・秋刀魚 / 9〜11月
(秋刀魚の炊き込みご飯)
・落花生 / 9〜11月
(落花生の塩茹で)
・栗 / 9〜11月
(栗の渋皮煮)
・さつまいも / 収穫時期:8~11月、食べ頃:10~1月
(秋の吹き寄せおこわ)
・とうがらし / 7〜11月
(とうがらしを楽しむレシピ5つ)
・いちじく / 6〜11月
(いちじくと桃のテリーヌ)
・茗荷 / 夏茗荷:6~8月、秋茗荷:8~10月
(茗荷の味噌漬け)
・蔓菜 / 5〜10月
(蔓菜と豚肉の黒酢焼きうどん)
・桃 / 6〜9月
(桃の水出し緑茶といちじくのテリーヌ)
・金糸瓜 / 7〜9月
(金糸瓜の下処理)
・ゴーヤ / 6〜9月
(ゴーヤの佃煮、乾燥ゴーヤ&ゴーヤの酢漬け)
・オクラ / 6〜9月
(失敗しないオクラのかき揚げ)
・とうもろこし / 6〜9月
(キーマカレー、茶碗蒸し・ごはん、とうもろこしごはん)
・生姜 / ハウス栽培:6〜8月、露地栽培:9〜10月
(新生姜の甘酢漬け、生姜を使った自家製ドレッシング、ハニージンジャーシロップ)
・白瓜 / 5〜9月
(白瓜の箸休め)
・ルバーブ / 5〜9月
(ルバーブのジャム&クランブルケーキ)
8月の読みもの8月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、9月の準備などの記事をお楽しみください♪♪ |