"秋バテ"に備えましょう◎

2023.08.28
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

あんなに待ちわびていた夏も、過ぎてしまえばあっという間で、少し寂しく感じます。
今年は残暑も厳しそうですね。
薬膳では、9月の終わりまでの季節を【長夏】とし、
この時期に発生する台風や秋雨前線で、なんだか体がダル重い。。そんな症状を「夏バテ」ならず、「秋バテ」と呼びます。

この連載でも何度も取り上げていますが、腸内環境を整えることこそ、秋バテ予防の第一歩。(なので通年腸活!だいじです)
こまめに発酵食品を摂ったり、季節のフルーツやお野菜で、セルフケアしてみてくださいね◎

そろそろ旬を迎える梨は、肺を潤すと言われ、長夏に活躍する果物。


そのままシャリシャリいただいてもおいしいですが、すりおろしてお酢やオリーブオイルと合わせると梨のドレッシングになります。
お肉にかけても美味しいですよ!

酢橘や、かぼすなど秋に旬を迎える柑橘類も上手に取り入れると◎汗を抑え、気分をスッキリさせてくれます。


こちらは茄子のポタージュに、酢橘を浮かべたもの。
夏と秋が同居している今、楽しめるお料理です。

そして今回のお弁当は、和風ハンバーグ弁当。


酢橘の皮と梨を使った和風ソースを玉ねぎ麹たっぷりのハンバーグにかけて。
大豆とししとうの炒め物、ほうれん草とベーコン炒め、だし巻き、パプリカと茄子のマリネ。
夏野菜も最後かと思うとつい、詰めすぎました。笑

実りの秋を楽しみに、体調を整えて過ごしましょう!


 【今日の旬食材】

梨:薬膳では、秋に弱るのは肺とされています。
肺を潤す食材の梨は、乾燥による声枯れや喉の痛みには、すりおろしたものをいただくと効果的。
また、肉を柔らかくする作用や、クエン酸の効果で疲労を回復するなど、さまざまな効能があります。

 



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