桃の水出し緑茶といちじくのテリーヌ

2024.08.10
大久保香織

連載:一茶一菓子
クラシライター:大久保香織さんより、お茶が主役になるようなお菓子とともに、ひっそり行っているメディテーションタイムをお届けします。

今月は8月、まだまだ暑い日が続くので、
見た目も涼しい水出し緑茶に合わせて、桃といちじくのテリーヌを作ろうと思います。

お菓子は何にしようかなーと悩んでいたのですが、先日代官山のテリーヌコースのレストランに行ったばかりなこともあり、テリーヌに決定しました。

水出し緑茶は、そのままで十分美味しいのですが、今回はアレンジで桃の皮に浸した、桃の水で割って飲みます。

あわせて読みたい

《桃をつかったレシピ》 / 桃パフェ桃と生ハムの冷製パスタ


今回は、まずお茶の準備から。

嬉野の茶師の松尾俊一さんの水出し緑茶を使います。
パックの中に細かい緑茶が入っていて、ボトルに水と入れて振ると美味しい水出し緑茶になります。

さらに、桃の皮を水につけておき、桃水を作ります。
1時間くらい漬けると、ふんわりと桃の香りが広がり綺麗な桃色になります。


桃の水だし緑茶はこの工程まで作っておき、桃といちじくのテリーヌができてから完成させます。

 


桃といちじくのテリーヌ




材料


いちじく 2個
桃    1個
種無しぶどう 10個
白ワイン 300ml
水    300ml
アガー  15g
砂糖   70g



⚪︎下準備


桃のタネをとる。
キッチンバサミでお尻の方を十字に切り込みを入れ、タネの周りを切ったら、ハサミで種を挟んで引っこ抜く。



作り方

水とワインを小鍋に入れて沸騰させる。
ボールにアガーと砂糖を入れて混ぜ、小鍋に少しずつ加えて溶かしていく。
完全に溶けたら1分ほどさらに加熱する。
ボールにとり、少し冷やす。


イチヂクは皮を剥き、1/4にカットする。
桃は1/8に、種無しぶどうは1/2にカットして、容器に並べる。


少し冷ましたアガー液を上から注ぐ。
アガーは40度くらいで固まり始めるので、そのまま常温で放置する。


四角くカットして、お皿に盛ったらできあがりです。

 

 

先に桃の水、そのあとで水出し緑茶を加えると、優しい甘さの後味の、桃の水出し緑茶が完成しました。


ちゅるんとしたテリーヌと合わせていただきます。

 

8月の読みもの

8月の食に関すること(レシピ付き記事も)、8月の過ごし方のアイデアや9月の準備などの記事をお楽しみください♪

月ごとの読みものまとめはこちら

 



\ PICK UP ITEM /

おすすめ商品