栗の渋皮煮
連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
栗の収穫期は秋ですが、冬にも貯蔵された栗が一部出回ります。私も新鮮な栗に出会ったら、チルド室で寝かせておきます。こうする事で甘みがぐんと増し、時間に余裕のある時に、ゆっくりと栗仕事を楽しむことが出来ます。
今回は栗の渋皮煮をご紹介しますね。
時間と手間はかかりますが、ご家族やお友達と一緒に、または音楽を聴きながら1人ゆったりと、栗仕事の時間を楽しみましょう。
工程としては、①鬼皮剥き ②灰汁抜きと渋皮掃除 ③味入れ、となります。
・栗 500g
下準備 新鮮な栗が手に入ったら、新聞紙などで包み、ビニール袋に入れて、チルド室に寝かせ熟成させる。(省略可) 栗を水に2時間ほど漬けて、虫出しをする。この時虫食いのものは浮いてくるので、除く。
ステンレスかホーローの鍋を用意する。重ねると皮を傷めたり、味が均一に回らないことがあるので、栗が一段で敷き詰められるサイズを選ぶ。
作り方 1、温かいうちに鬼皮を剥く。剥いた栗は乾燥しないように、水に晒しておく。
3、鍋ごとシンクに持って行き、栗に直接水が当たらないように気をつけながら、水を入れ替える。
6、最後に重曹を抜くために、たっぷりの水で15分煮て3と同様に水をかえる。 7、鍋に栗とひたひたの水を入れ火にかけ、煮たったら弱火で20分ほど静かに煮る。キッチンペーパーを落とし蓋に使い、数回に分けて砂糖を加える。
9、煮汁に漬けたまま冷蔵庫で10日ほど、汁ごと冷凍すれば半年ほど保存可能。 |
やさしい甘さで栗の風味を存分に堪能できます。少量の蜜に砂糖を加えて煮詰めたものを垂らしても。上品な甘さで仕上げた栗の表面に、とろんとした甘さと照りを纏い、贅沢なひと口菓子となりました。
今日もご覧頂きありがとうございました。
クラシライター:平本麻美の |