旬の食材:無花果

2024.08.28
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

子供の頃に、祖父母の庭の無花果をもいで食べていました。今ではすっかり高級フルーツの位置付けですが、私も庭に植えたい果実ナンバーワンです。甘味が強くとろっとした食感に、プチプチとした種の食感もこの果実の魅力です。このプチプチ!女性ホルモンと同じ働きをするエストロゲンを多く含んでいるそう。女性に嬉しい栄養素を多く含み、不老長寿の果物とも言われています。今回は、そのまま食べても美味しい無花果に、ひと手間加えたレシピをご紹介しますね。

まずは、無花果ときのこのバルサミコソテー

 


無花果ときのこのバルサミコソテー



材料

・無花果 2個
・舞茸 90g
・椎茸 3個
・オリーブオイル 大1
・バルサミコ酢 小2
・醤油 小1
・塩 少々
・アーモンド 適量
・イタリアンパセリ 適量


作り方

1、無花果を縦に6等分にする。


2、椎茸をスライスし、舞茸を適当な大きさに千切っておく。

3、フライパンで椎茸と舞茸を空炒りする。


4、焼き目が付いたらオリーブオイルを絡めて、醤油を鍋肌から加える。

5、さらに、無花果、バルサミコ酢の順に足し、さっと炒める。


6、アーモンドを加え、塩で味を整える。

7、お皿に盛り付け、イタリアンパセリを散らす。

 

 

きのこは空炒りすることで旨みがぐっと増します。調味料を加える前に、しっかり焼き目を付けて水分を飛ばしましょう。アーモンドは仕上げに散らすのではなく、具材と一緒に炒めて艶を出しましょう。

 

次は、無花果の季節に何度も作るひと皿。無花果と鶏ささみの胡麻酢和えです。


ねり胡麻は無花果にとっても良く合うんです。ねり胡麻、醤油、酢を同じ分量で混ぜ合わせ、茹でた鶏ささみと、銀杏切りにした無花果を和えます。無花果の甘みがあるので、砂糖は入れません。無花果のとろりとした食感が、鶏ささみを優しくまとめてくれます。酢の酸味を合わせることで後味すっきり。

 

最後は簡単なスイーツ、無花果のキャラメリゼを。


半分に切った無花果の断面に、グラニュー糖をたっぷりまぶして、バーナーで炙ります。熟れた無花果が、カリッとほろ苦いカラメルをまとい、アイスクリームとの相性も抜群。すぐに作れて、とてもシンプルなのに、ちょっぴり贅沢な気分になれます。

 

この夏、ひとつ歳を重ねました。美味しく食べることは健康に繋がっていると思っています。いつも感謝の気持ちを忘れず、心と身体を整えて、1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。今日もご覧頂き、ありがとうございました。

 

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