夏の疲れにお味噌汁を

2024.08.21
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続いていますね。いかがお過ごしでしょうか。私達日本人にとって、身近なお味噌汁は夏バテ予防、熱中症対策、夏の不調を整えてくれるのに最適な食べ物です。とはいえ、暑い時期に朝からお出汁を丁寧に取るのは大変ですね。私はこの時期、手軽な水出しに切り替えています。


水1ℓに対して材料20gが目安です。ひと晩冷蔵庫で寝かせておけば、雑味の少ないお出汁が出来上がっています。忙しい朝にもささっとお味噌汁を用意することが出来ます。仕上げに少し鰹節の粉末を入れることもあります。鰹節の旨みと香りがプラスされ、更にカルシウムもとれるのでおすすめですよ。


食材は冷凍しておくと更に時短になります。きのこ類はそのまま、オクラやツルムラサキなどは下茹でしてから冷凍しておきます。豚肩ロース肉も2枚ずつラップに包みます。包丁要らずでポキポキっと!笑。

 

もずくとオクラ ふんわり卵のお味噌汁


ツルツル、トロッと喉越しよく、ふんわり卵が優しいお味噌汁です。オクラのネバネバ成分は胃腸の働きをサポートしてくれます。

 

豚肉とセロリの葉のお味噌汁

豚肉は疲労回復にぴったり。セロリの葉はサッと火が通り、熱を通すことでたくさん食べられておすすめです。新生姜の千切りもたっぷりのせています。セロリの葉と新生姜の爽やかな風味が好きな一杯です。

 

焼き茄子と豆腐のお味噌汁 



茄子とお味噌は本当に相性が良いですよね。茄子はそのまま煮るよりも、ひと手間加えることで甘味が増し、色よく仕上がります。焼き茄子も冷凍しておくことが出来ますし、電子レンジを使って蒸し茄子にしても。(ラップで包み600wで1分加熱) 茗荷をトッピングしています。

 

干しゴーヤと松山あげのお味噌汁



干したゴーヤをお味噌汁に入れるとトロッとした食感になります。ゴーヤの苦味は油揚げが和らげてくれます。ふわっトロっとした松山あげは、油抜きが不要で常温保存もできるので便利です。


我が家は基本的に和食中心の朝ごはんです。特に、朝のお味噌汁は1日のスタートに欠かせないと思っています。春から1人暮らしを始めた息子も、朝からお味噌汁だけはしっかり食べているようで、嬉しく思っています。こうも暑いと、つい冷たいものばかり食べがちになりますが、夏バテ防止の為にもバランスの取れた食事を心がけましょう。今日もご覧頂き、ありがとうございました。

 

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