旬の食材:落花生

2023.09.20
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

ビールのお供に
「夏の枝豆、秋の落花生〜♪」
というくらい我が家ではこの時期の定番おつまみです。
ピーナッツ?
いえいえ、収穫したばかりの落花生を塩茹でしたものです。
義母が家庭菜園で育てていたので、その落花生を炒らずに塩茹でにして食すことを知りました。乾燥させて炒った落花生とは、また違った美味しさを味わうことが出来ます。

最近では、都内スーパーでも生の落花生を見かけるようになりました。
今回は、9月から11月頃にかけて収穫される落花生の塩茹で方法をご紹介します。

 

《落花生の塩茹で》

1、生の落花生を水洗いする。

2、鍋に水1リットル、生落花生、塩大さじ1を入れる。←必ず水から茹でます。


3、沸騰状態を保ちながら40~50分程茹でる。←浮いてくるので、落とし蓋を使いましょう。

4、好みの硬さになっていることを確認したら、火を止め蓋をして、30分程そのまま蒸らす。

5、蒸しあがったら、ザルにあげて粗熱をとる。

出来上がり♪



茹でたてをパカっと開くと、白くて柔らかな実が現れます。これは、千葉県で採れる「おおまさり」という品種です。粒が大きく甘〜い!

食べきれなかった茹で落花生は冷凍保存することが出来ます。その場合、おこわにして食べるのも、おすすめです。ホクホク、モチモチ。ついつい食べ過ぎてしまいます。

アルミの無水鍋で炊きました)

ところで、落花生が土の中に出来ることをご存じですか?

初夏に咲く花が土に落ちた後、子房柄が地中へと伸び、実を付けることから「落花生」という名前がつけられました。
そう、落花生は木になる実ではないんです。
ナッツとは《木になる実》のことを指すので、落花生はナッツではない、ということになります!
意外と大人でも知らない人が多いのではないでしょうか。

今日もご覧頂きありがとうございました。

 



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