香味野菜を家庭菜園で気軽に育てる

公開日:2025.08.20
ミナ

連載:日々を味わう暮らしかた
ミナさん(Instagram)より、身近な自然を取り入れたシンプルな暮らしのアイデアをお届けします。

何か野菜を育ててみたいけれど、何からはじめたらいいかな。そんな時におすすめしたいのがいわゆる「薬味」香味野菜です。大葉やネギ、ミョウガなどの香りの強い野菜は虫が付きにくく、丈夫なのが特徴。はじめてさんでも簡単に育てられます。

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✔︎ 地下茎で育つミョウガの特徴と植え方

大葉やネギは、種や苗を植えますが、ちょっと変わっているのがミョウガ。これは根っこを植えます。ドクダミやスギナ、竹と同じ地下茎植物。根っこが地面の下を這って増えて行きます。ホームセンターで売っている根っこをプランターや庭の片隅に植えればオッケー。もし野良ミョウガを見つけたら、ちょっと根っこをとってきても良いですし、近所に育てている方がいたら、分けてもらうこともできます。初夏に出てくる「ミョウガタケ」と夏の「ミョウガ」2回収穫できるのも魅力的です。
地植えの場合はどんどん広がって行くので、ミョウガのスペースをあらかじめ根切り板で止めておくと、あとあと管理が楽になります。

✔︎ 香味野菜の簡単レシピ「香りを楽しむもう一品」

香味野菜があると「あと一品」もすぐできます。私の夏のお気に入りレシピを二つご紹介します

一つは、ゴーヤと香味野菜の和えもの。薄切りにしたゴーヤに、刻んだ大葉とミョウガを混ぜて、塩と甘酢で味付けします。食欲がなくてもゴーヤの苦味とお酢の酸味、大葉とミョウガの香りでペロっといただけます。ゴーヤはビタミンCが豊富なので、日差しの強いこの季節に嬉しい野菜です。

もう一つはエゴマの醤油漬け。エゴマは大葉の仲間で、韓国料理でお馴染みの香味野菜。焼肉屋さんで召し上がったことがある方も多いのではないでしょうか。こちらもビタミンやミネラルが豊富。醤油、砂糖、酢、ごま油、コチュジャンを合わせたつけ汁に葉をつけると、ご飯が止まらないエゴマの醤油漬けの完成です。冷蔵庫で3日〜1週間保存できるので、作り置きにも。

エゴマや大葉はこぼれ種でどんどん増えるので、一度植えればずっと収穫できる、なんともありがたい植物。私のようなズボラにはたまりません。笑 3年前にちょろっと種をまいた結果、ガーデンコンポストの前はもはや大葉の森。庭の山側にはエゴマの森が形成されています。

<大葉の森>

流石に増えすぎたなーと思う日もありますが、沢山葉っぱをとってきて、ジェノベーゼならぬ「シソベーゼ」パスタにしたり、秋口にできた実を塩漬けや醤油漬けにしたり。育てているからこその贅沢使いを楽しみます。

<エゴマの森>

ちょっとで良いけど、買うと高い。香りが飛ぶから早く使い切りたいのが夏の薬味。買い物に出るのも億劫な猛暑、ちょっと庭先やベランダからとってきて一品作れる。庭の香味野菜がさりげない幸せを与えてくれています。

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