バジル焙じ茶と鮎春巻き

立秋を過ぎても日中の陽ざしはまだ鋭く、まだしばらくはこの暑さと付き合っていくしかなさそうですね。
私の今年の夏は、アジアの都市を巡っていま5都市目の香港ですが、日本の酷暑のニュースを見て驚いています。
そこで、今月は涼やかな香りを足した温かなお茶と、軽やかな食感の春巻きを用意することにしました。
今日選んだのは、バジルほうじ茶。
透明な片口にバジルの葉と氷水を入れて数分。涼やかなバジルウォーターができあがる。

これを温かいほうじ茶に少しずつ加えていくと、鼻に抜ける香りの層がふわりと変化していきます。
焙じ茶の香ばしさの中に、夏の終わりを告げるようなハーバルな清涼感が生まれるのが楽しい。

お茶に合わせたのは、「鮎と茄子の春巻」。
6-8月が旬の、夏の名残を感じさせる鮎に茄子を合わせて、スナックのように気軽に食べられるよう細長く巻いた春巻きにしました。
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火を止めた油の音が静まり、春巻が色づいていくころ、お茶の香りも深まってくる。
一口かじると、カリッと軽やかな衣の中から、ほろ苦く繊細な鮎と茄子の旨み。そこにパルミジャーノの塩気が加わり、焙じ茶の香ばしさと絶妙に響き合う。

熱すぎない、でもじんわり満たされる。
そんな夏の終わりの小さなお茶時間です。
ぜひ作ってみてください!
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