二十四節気「芒種」|芒種とは?この時期の暮らしのアイデア、旬の食べ物や食材(レシピ付き)

ブログ「季節のささやき」では、二十四節気や五節句、雑節や行事などの時節についての知識、クラシコサエルとしての暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお伝えします。
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1.芒種ってどんな時期?
2025年6月5日は二十四節気で9番目となる“芒種(ぼうしゅ)”の始まりで、この日から約15日間を指します。
稲や麦など芒(のぎ)のある穀物の種を蒔く頃で、田植えの最盛期を迎える時期です。
(※芒(のぎ):イネ科の植物の穂の先端に生える毛のようなもののこと)
この時期には、雑節のひとつ入梅(にゅうばい)を迎え、暦の上では梅雨入りの目安とされます。
2025年の入梅は6月10日です。
5/21:小満 ≪ 前 | 次 ≫ 6/21:夏至
※二十四節気(にじゅうしせっき)
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれを6つに分けた、24の季節の指標。現在は最初の1日だけを指すことも多いが、本来はこの日から約15日間を表す。太陽の動きに合わせて1年を24等分して表現する=日の長さの変化に関わる暦であるため、日付は固定されておらず、1日程度前後する。
※雑節(ざっせつ)
二十四節気を補うように設けられた、日本の生活や農作業に根ざした季節の目安となる日。
✔︎ 芒種の時期の七十二候
・初候(6/5〜):蟷螂生(かまきりしょうず)
カマキリが卵から孵化し始める頃。
・次候(6/11〜):腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
腐った草が蛍に変わる=蛍が飛び交う頃。
・末候(6/16〜):梅子黄(うめのみきばむ)
梅の実が黄色く熟し始める頃。
※七十二候(しちじゅうにこう)
約15日間の二十四節気をさらに約5日ごとに等分し、初候・次候・末候とした、1年の72の季節の指標。
2.芒種の時期の暮らしのアイデア
梅雨に入り、本格的な夏も目前のこの時期に、貴重な晴れ間を見計らって衣替えをしましょう。
おべんとうつづりさんの暮らしの衣替えのアイデアも参考にしながらお部屋の中のアイテムも入れ替えて、じめじめした季節も爽やかに過ごせるように工夫をするのもいかがでしょうか。
✔︎ 芒種の時期の手仕事を楽しむ
・新緑色の竹べらをつくる - by.真鍋百萌
・紙版画を刷る - by.真鍋百萌
・型染めうちわ作り - by.真鍋百萌
・天然ハッカ油でつくる虫除けスプレー。- by.川上琴美
✔︎ この時期にまつわるコラムを読んで過ごす
自然豊かな島での季節の移ろいに心を寄せるコラムです。
・バタフライピーのおはなし 2024/2023 - by.nijisuzume
3.芒種の時期の旬の食べ物・食材(レシピ付き)

∟ by.あさこ「鶏むね肉とパプリカの甘酢炒め」
(6/6公開予定♪)
芒種の旬の食材は、田植えや梅雨入りを迎えるこの時季にふさわしく、豊かな水分をたたえたみずみずしさと、大地の恵みを感じさせる滋味が特徴です。
パプリカ、とうもろこし、オクラ、白瓜、新生姜、大葉、山椒、ふき、蔓菜、バジル、鮎、帆立、さくらんぼ、メロン、ルバーブ、帆立 ——
色鮮やかな実りや香り高い旬の恵みが、湿り気を帯びた空気の中に季節の移ろいを鮮やかに映し出します。
気温や湿度の変化で体調を崩しやすいこの時期には、栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけ、心身の調子を整えて過ごしたいものです。
∟ by.megumi「梅雨のゆらぎを整える1週間の朝ごはん」
クラシコサエル編集長がまとめた、旬の果物をジャムにして季節を閉じ込めるレシピ集も、ぜひ参考にして楽しんでくださいね。
6月の読みもの6月の暮らしや行事を楽しむアイデアや旬の食べ物に関すること(レシピ付き記事も)、7月の準備などの記事をお楽しみください♪ |