赤紫蘇ジュースで夏を迎える。

更新日:2025.06.22 | 公開日:2025.06.21
川上 琴美

連載:おやつのじかん
川上琴美さん(Instagram)が提案する"記憶に残るお母さんのおやつ”。料理教室での経験や、子育てをされる中でのおやつ作りのアイデアやレシピなどをお届けします。

6月の風が、少し湿り気を帯びてくると、
「そろそろ赤紫蘇の季節だな〜」と、心が動き出すのを実感します。

深い赤紫の葉を両手で抱えると、草いきれのような、どこか懐かしい香りが立ちのぼって、子どもの頃の台所の記憶がふとよみがえったりして。

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そんな思い出とともに、今年もわが家では赤紫蘇ジュースを作りました。

作り方はびっくりするほど簡単で、しかもとても美味しい。
家族みんなで飲めるやさしい味。

これを飲むと、いよいよ夏がやってくるんだな〜と実感するんです。

✔︎ 赤紫蘇のうれしい効能

夏の短い期間に収穫される赤紫蘇には、疲労回復、整腸作用、抗酸化作用、むくみの改善など、身体に嬉しい効果がたくさん詰まっています。


【レシピ】やさしい赤紫蘇ジュースのつくり方|昔ながらの作り方で、旬の恵みを暮らしに

材料(約1リットル分)

・赤紫蘇の葉 200g
・水 1リットル
・きび砂糖 300g(甘さはお好みで)
・レモン汁100ml

作り方

1、赤紫蘇の葉を茎から外し、たっぷりの水でやさしく洗います。

2、鍋に水を沸騰させて、赤紫蘇を入れ、中火で10分ほど煮出します。

3、葉を取り出して煮汁をこし、砂糖を加えて、弱火で溶かします。

4、火を止めて、レモン汁を加えると魔法のように色がぱっと鮮やかなルビー色に変わります。

5、粗熱をとって、清潔な瓶に入れ、冷蔵庫で保存してください。

✔︎ 季節を瓶に詰めるということ

忙しい日々の中で、こんなふうに手を動かし、季節のものを瓶に詰めると、なんだか心が整ってくるように感じます。

「今年も梅雨がきたんだな」

「また暑い夏がやって来るんだな」

そんなことを、ぼんやり思いながら。

ジュースは冷蔵庫で2週間ほど保存できます。

古いガラス瓶に詰めて、麻ひもでラベルをつければ、お裾分けにもぴったりです。
手渡すたびに、うれしそうな顔が見られて、それがまた喜びになります。

手づくりの赤紫蘇ジュースは、身体にも心にも、やさしい飲み物。
季節の移ろいを、暮らしの中で感じられる、小さな楽しみのひとつです。

ぜひこの季節に、みなさまの台所でも楽しんでみてくださいね。

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