梅尽くしで爽やかに。梅雨を楽しむお弁当

2023.06.26
tome

連載:旬を楽しむお弁当
クラシライター:tomeさんより、旬のものをおいしく、楽しく、簡単に作れるようなお弁当のレシピや漢方の視点をお届けします。

梅雨の真っ只中、気温の高い日も増えてきて少しずつ夏の足音を感じますね。
みなさん夏支度は進んでいますか?^^

#わが家の夏支度 ハッシュタグキャンペーンでも季節の手仕事を見かけ、ご家庭によって工夫があるな、と感心するばかりです。
わたしの夏支度は、前回の記事でもお伝えした、らっきょう仕事と梅仕事

特に梅仕事は、数年続けているうちにたくさんの”梅友達”ができ、様々な梅情報をいただいて
今年はどんなふうに漬けようか、何を作ろうかと、頭の中は梅でいっぱい!(笑)
7/2(日)の梅仕事のワークショップでは時間の許す限り、そんな梅情報をお伝えしようと思います^^

 

 

いただき物の梅で部屋中がいい香り。
さて今回は、梅を使ったおかずのレシピをご紹介いたします。

 

 
夏野菜と鶏肉の梅南蛮酢漬け(2人分)

 

【分量】

(梅南蛮酢)梅干し2個 輪切り唐辛子8切れ 酢30㏄ 水30㏄ きび砂糖大さじ1 だし醤油or白だし大さじ1
・鶏もも肉1枚(120g位のもの)塩少々 米粉(片栗粉でも)小さじ2
・好きな夏野菜(今回は、茄子、人参、ピーマン、みょうが、玉ねぎ、大葉)
・サラダ油大さじ1



【作り方】

  1. 梅干しは種を取り、たたいておく。梅干し以外の南蛮酢の材料を鍋に合わせ、ひと煮立ちさせ弱火で10分ほど静かに加熱し酸をやわらげる。耐熱容器に移し、梅を加えておく。
  2. 鶏もも肉は余分な水気・脂肪を除き食べやすい大きさ(ひとり3~4切れ)に切る。塩をし、5分ほど置き、米粉をまぶす。夏野菜は食べやすい大きさに切る。
  3. フライパンにサラダ油を熱し野菜を焼く。火が通ったものから取り出し、1の南蛮酢に熱いうちに漬ける。同じフライパンに鶏肉を皮面から入れ、香ばしく焼き、同様に漬ける。



【ポイント】

  • 南蛮酢は強火で加熱すると酸味がとがったように残るので、煮立ったら弱火でじっくり加熱するとまろやかになります。
  • 南蛮酢と具材、どちらも熱いうちに漬け込むことで味なじみが早くなります。
  • 冷やしてお素麵の上にのせていただいてもおいしいです。

 

 

 

 

この日は梅尽くしのお弁当。
寝かせ玄米(小豆と玄米を一緒に炊き込んで数日寝かせたもの。梅雨のむくみ解消食材あずきを摂りましょう^^)の梅塩混ぜご飯、煎り酒のだし巻きたまご、夏野菜と鶏肉の梅南蛮漬け(お弁当に入れるときには汁気をしっかり切りましょう)。

煎り酒は江戸時代から親しまれている調味料で、日本酒に梅干しを入れて煮詰め、刺身醤油の代わりに使用していたものです。
適度な酸味と豊富なうまみが特徴で、だし巻きにも、サラダのドレッシングにも、
下味にも使えて万能です。
自分で作ることもできますが、わたしは銀座三河屋さんのものがお気に入り。

 

 

梅尽くしのお弁当で梅雨のじめじめを吹き飛ばしましょう!

 

【今日の旬食材】

梅:クエン酸が高温多湿でバテた体を癒します。他にも梅リグナンという成分が含まれており、
抗酸化作用、抗ウイルス作用、ピロリ菌の抑制など様々な効果が期待されるなど、大注目の成分です。
青梅は2~3日ほどで追熟しますが、熟したものほどクエン酸が強くなり梅干しに最適です。
7/2(日)の梅仕事のワークショップ(ご好評につき募集は締め切っています)では、完熟梅を使用しますよ^^
お楽しみに! 





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