季節のささやき〜二十四節気「白露」〜
ブログ「季節のささやき」では、二十四節気や雑節、行事などの時節についての知識、クラシコサエルとしての暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお伝えします。
今回は二十四節気“白露”について、「白露ってどんな日?」「白露前後にしたいこと、暮らしのアイデア」「白露の時期の旬の食材(レシピ付き)」などをまとめました。
白露って?
2024年9月7日は二十四節気の“白露(はくろ)”の始まり。
夜明け前の早朝、薄明の刻に、外へ出てみると草木に白く露が見える頃。
まだまだ日中は暑いものの、昼夜の気温差が大きくなるとあらわれる朝露に、夏から秋への季節の移ろいを感じます。
この“白露”は“しらつゆ”とも読まれ、秋の初めの情景や、移りゆく季節の美しさを表現するのにぴったりの秋の季語でもあります。
次の二十四節気は2024年9月22日の“秋分(しゅうぶん)”です。
✔︎ 二十四節気“白露”の時期の七十二候
・初候(9/7頃〜):草露白(くさのつゆしろし)草木の朝露が白く光って見える頃。
・次候(9/12頃〜):鶺鴒鳴(せきれいなく)セキレイが鳴き始める頃。
・末候(9/17頃〜):玄鳥去 (つばめさる)ツバメが帰り始める頃。
※二十四節気
・1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれを6つに分けた、24の季節の指標。(現在は最初の1日だけを指すが、本来はこの日から約15日間を表す)
・太陽の動きに合わせて1年を24等分して表現する=日の長さの変化に関わる暦。(そのため、日付は固定されておらず、1日程度前後する)
※七十二候
・二十四節気の各一気(約15日)をさらに約5日ごとに等分し、初候、二候、三候として、1年の72の季節の指標。
白露前後にしたいこと
重陽の節句(毎年9月9日)や十五夜(2024年9月17日)などもある白露の時期の、暮らしを豊かに過ごすアイデアは↓をチェック。
▼ 秋の行事の準備をして過ごす
・重陽の節句 - by.平本麻美
・十五夜に楽しむフルーツ白玉 - by.ryuryu
・季節のお飾り〜十五夜のお月見〜 - by.なこ
▼ 夏の疲れを癒す
・夏の疲れにお味噌汁を - by.平本麻美
・夏の疲れを癒すハーブティー。-by.川上琴美
▼ この時期にまつわるコラムを読んで過ごす
・島暮らしのnijisuzumeさんのコラム / マトクのおはなし / 浜香のおはなし /
▼ 手仕事やお飾りで白露を楽しむ
・秋のおしゃれ、籐のアクセサリー - by.真鍋 百萌
・季節のお飾り〜秋の手ぬぐい〜 - by.なこ
白露の時期の旬の食材
秋の気配が濃くなるこの時期。
食欲の秋と言われるように、この時期の旬の食材は味わい深く栄養価が高いものが多いため、積極的に取り入れて身体を整えたいですね。
▼ 旬の食材と、それにまつわる読みもの
・鮭 / 9〜11月
(鮭の竜田揚げ)
・秋刀魚 / 9〜11月
(秋刀魚の炊き込みご飯)
・落花生 / 9〜11月
(落花生の塩茹で)
・栗 / 9〜11月
(栗の渋皮煮)
・シャインマスカット / 8〜10月
(フルーツサンド)
・さつまいも / 収穫時期:8~11月、食べ頃:10~1月
(秋の吹き寄せおこわ)
・とうがらし / 7〜11月
(とうがらしを楽しむレシピ5つ)
・いちじく / 6〜11月
(無花果ときのこのバルサミコソテー、いちじくと桃のテリーヌ)
・茗荷 / 夏茗荷:6~8月、秋茗荷:8~10月
(茗荷の味噌漬け)
・なす / 5〜10月
(なすびの蒲焼き)
・蔓菜 / 5〜10月
(蔓菜と豚肉の黒酢焼きうどん)
・桃 / 6〜9月
(桃の水出し緑茶といちじくのテリーヌ)
・金糸瓜 / 7〜9月
(金糸瓜の下処理)
・ゴーヤ / 6〜9月
(ゴーヤの佃煮、乾燥ゴーヤ&ゴーヤの酢漬け)
・オクラ / 6〜9月
(失敗しないオクラのかき揚げ)
・とうもろこし / 6〜9月
(キーマカレー、茶碗蒸し・ごはん、とうもろこしごはん)
・生姜 / ハウス栽培:6〜8月、露地栽培:9〜10月
(新生姜の甘酢漬け、生姜を使った自家製ドレッシング、ハニージンジャーシロップ)
9月の読みもの9月の食に関すること(レシピ付き記事も)、9月の過ごし方のアイデアや10月の準備などの記事をお楽しみください♪ |