秋に食べたい竜田揚げ

2024.09.04
平本 麻美

連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。

残暑厳しい日々ですが、少しずつ秋の食材も出回り始めています。お魚売り場にはいつもの銀鮭の隣に、北海道産の秋鮭が並び始めました。今回は秋鮭を使ったレシピを2つご紹介します。

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まずは秋鮭の竜田揚げ。竜田揚げとは、醤油やみりんで味を付けたものを、片栗粉をまぶして揚げる料理のことを言います。紅葉流れる奈良県の竜田川が、その名の由来です。カラッと揚がった衣に透けて見える醤油色が、川の水面に浮かぶ紅葉を連想させるなんて、風流ですね〜。年中食べられている竜田揚げですが、秋に相応しい料理だと言えます。香ばしい舞茸の素揚げも添えて。

 


秋鮭の竜田揚げ



材料

・秋鮭 2切れ
・醤油 大1
・みりん 大1
・生姜のすりおろし 小½
・舞茸 1パック
・揚げ油 適量
・片栗粉 適量
・酢橘など お好みで
 


作り方

1、秋鮭に薄塩(分量外)をして2〜3分置き、水分が出てきたらキッチンペーパーで拭き取る。

2、秋鮭を一口大の大きさに切り分け、切り身に残っている骨があれば取り除く。

3、ポリ袋に下味の材料を入れ、秋鮭を入れたら10分ほど常温で漬けおく。


4、舞茸を手で大きめにほぐしておく。


5、3の秋鮭の汁気をキッチンペーパーで拭き取る。

6、ポリ袋の中に片栗粉と秋鮭を入れ、衣を付け、暫く馴染ませる。(2~3分)


7、180℃の油で秋鮭を揚げる。(2~3分)


8、舞茸は素揚げし、軽く塩を振る。

9、器に盛り付け、お好みで酢橘や青柚子を添える。

 

 

竜田揚げの衣をしっかり付ける為には、片栗粉をまぶしたら、少し馴染ませてから揚げることと、油に入れた直後は触らないことが大切になります。サクッフワッな食感になると嬉しいですね。舞茸は低温で揚げると、べちゃっとしてしまうので、高温でさっと揚げましょう。

こちらは秋鮭といくらのおろし和えです。


耐熱容器に秋鮭をのせ、お酒を振りラップをして、600Wの電子レンジで2分30秒ほど加熱します。ほぐした秋鮭、大根おろし、いくら、さっと茹でた菊花を和えます。振り柚子をし、醤油を垂らして召し上がれ。9月9日重陽の節句にもぴったりなひと皿になりました。

今日もご覧頂き、ありがとうございました。

 

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