秋に食べたい竜田揚げ
連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
残暑厳しい日々ですが、少しずつ秋の食材も出回り始めています。お魚売り場にはいつもの銀鮭の隣に、北海道産の秋鮭が並び始めました。今回は秋鮭を使ったレシピを2つご紹介します。
《鮭を使ったレシピ》 / 粕汁 /
まずは秋鮭の竜田揚げ。竜田揚げとは、醤油やみりんで味を付けたものを、片栗粉をまぶして揚げる料理のことを言います。紅葉流れる奈良県の竜田川が、その名の由来です。カラッと揚がった衣に透けて見える醤油色が、川の水面に浮かぶ紅葉を連想させるなんて、風流ですね〜。年中食べられている竜田揚げですが、秋に相応しい料理だと言えます。香ばしい舞茸の素揚げも添えて。
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竜田揚げの衣をしっかり付ける為には、片栗粉をまぶしたら、少し馴染ませてから揚げることと、油に入れた直後は触らないことが大切になります。サクッフワッな食感になると嬉しいですね。舞茸は低温で揚げると、べちゃっとしてしまうので、高温でさっと揚げましょう。
こちらは秋鮭といくらのおろし和えです。
耐熱容器に秋鮭をのせ、お酒を振りラップをして、600Wの電子レンジで2分30秒ほど加熱します。ほぐした秋鮭、大根おろし、いくら、さっと茹でた菊花を和えます。振り柚子をし、醤油を垂らして召し上がれ。9月9日重陽の節句にもぴったりなひと皿になりました。
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