連載:くらしつづり
インスタグラムでは日々のお弁当を紹介されているクラシライター:おべんとうつづりさん(Instagram)より、ここでしか見られない「くらし」 のひとこまをお届けします。
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日に日に日差しが強く感じられ、冷たいデザートが恋しい季節になりました。
我が家ではひんやりと喉越しが良く、目にも涼しげなゼリーの出番が多くなります。
今回は家にあるものを使って、旬の果物と一緒に楽しむゼリーをご紹介したいと思います。
✔︎ ゼリー作りに欠かせないゼラチンの選び方と使い方
私が常備しているのは、ドイツ製の板ゼラチンと国産の顆粒ゼラチンです。
板ゼラチンは以前ご紹介したゼリー寄せなど、透明感や風味食感にこだわりたい時に使います。
液体を薄めたくない時、そして何より手軽さを優先したい時には下準備なしに使える顆粒ゼラチンを選びます。
顆粒ゼラチンを使ったゼリーはぷるんとした弾力が出ますが、緩めに作ると差はあまり感じられません。
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我が家は柔らかめのゼリーが好きなので、パッケージに書かれている分量よりも型抜きの場合は水分を1.2倍、器に入れて固める場合は1.5倍以上に増やしています。
お好みで加減してください。
では一番よく作る基本の白ワインゼリーとミルクゼリーの作り方、それから旬の果物を楽しむアレンジレシピをご紹介します。
【レシピ】基本の白ワインゼリーと3つのアレンジ
∟ 河内晩柑はこのあとのアレンジレシピの材料
基本の白ワインゼリーの材料と作り方
・白ワイン 100cc ・水 150cc(または200cc) ・グラニュー糖 大さじ2 ・顆粒ゼラチン 大さじ1
1.白ワインと水、グラニュー糖を鍋に入れ火にかけて沸騰したら弱火で1分ほど煮立ててアルコール分を飛ばす。
2.火から下ろして少し冷ましてからゼラチンを加えてよく混ぜる。
アレンジ1:河内晩柑×白ワインゼリーその①
皮を剥いた河内晩柑と一緒にワインゼリーを型に流し入れて冷やす。 固まったら型からはずして盛り付ける。
アレンジ2:河内晩柑×白ワインゼリーその②
ワインゼリーが冷めたら河内晩柑と一緒に器に入れて冷やし固める。(水を200ccに増やす)
アレンジ3:メロン×白ワインゼリー
ワインゼリーを器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。
スプーンでほぐして丸くくり抜いたメロンと一緒に盛り付ける。
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【レシピ】基本のミルクゼリーと2つのアレンジ
∟ ブルーベリーはこのあとのアレンジレシピの材料
基本のミルクゼリーの材料と作り方
・牛乳 200cc ・生クリーム 100cc(お好みで加減) ・グラニュー糖 大さじ2 ・顆粒ゼラチン 大さじ1
1.牛乳と生クリームを火にかけて、グラニュー糖を加えて溶かす。沸騰する直前に火を止めてゼラチンを加えよく混ぜる。
2.冷めたら器に注いで冷やし固める。
アレンジ1:ミルクゼリーに季節のフルーツを“添える”
ブルーベリーを耐熱器に入れ、その1/3の量のグラニュー糖を振りかけて電子レンジで2分加熱する。 よく混ぜてとろみが足りなければ追加で加熱し、出来上がったものをミルクゼリーに添える。
アレンジ2:ミルクゼリーに季節のフルーツを“混ぜる”
・マンゴー(アップルマンゴーがおすすめ)1個 正味300g 熟したもの ・牛乳 100cc ・生クリーム 50cc ・砂糖大さじ2~3(マンゴーの甘さ、好みで調整) ・顆粒ゼラチン 小さじ2
1.マンゴーは種を取り除き皮をむき、実の半分は泡だて器などでつぶしてピュレ状にしておく。残りはさいの目に切る。
2.基本のミルクゼリーと同じようにゼラチン液を作る。冷めたら1のマンゴーと合わせる。 器に注いで冷やし固める。
(レモンゼリー)おまけ ワインゼリーのレシピの白ワイン100ccを白ワイン50cc+レモン汁50ccに変える。固まったら細かくほぐしてマンゴーゼリーにのせる。
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今の時期、ブルーベリーとマンゴーは国産のものと輸入ものが出揃います。また河内晩柑とメロンも美味しい季節です。
ご紹介したゼリーは少ない材料で手間をかけずに作れるものですが、アレンジ次第でおもてなしにも使えるデザートになると思います。
ご参考にしていただければ嬉しいです。
#ゼリー / #河内晩柑(5〜7月)/ #メロン(5〜7月)/ #ブルーベリー(国産6〜8月)/ #マンゴー(4〜8月)

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連載:くらしつづり(Instagram)
食いしん坊が高じて、コルドン・ブルーとリッツ・エスコフィエでフランス料理を学び、JSA認定シニアソムリエも取得。数年前まで自宅でフランス家庭料理の教室を行っていました。