コットンで作る、洗濯ネット

2024.02.04
真鍋 百萌

連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。

 築45年の我が家の2月は、底冷えする寒さです。
子供たちは朝起きると暖かいストーブの前から動きません。
遊びも宿題も小さなストーブの前でするので、ここはいつも大渋滞でくっつき合っているのが、季節の風景になっています。
子供たちが出掛けて陽が高くなってくると、2階の窓辺が一番暖かく、心地よく、今もここで原稿を書いています。


 寒さはピークですが、陽が長くなりはじめ、庭の水仙が咲いて、草木には新芽が膨らんでいます。
毎日少しずつ進んでいく季節を見つけながら、春を待つ時間もいいものです。

 ところで、我が家は大人二人と子供三人の5人家族、毎日たくさんの洗濯ものがあります。
厚手のものが多い冬は、一日2回洗濯機を回す日々です。
引っ掛かりやすいものや、デリケートなものを入れる洗濯ネットも、毎日使います。
よくある市販の、ポリエステル素材の洗濯ネットを数年使っていたのですが、ついに最近ボロボロになって、ところどころ繊維がほつれたようになっていました。

 「マイクロプラスチック」は、こうした化学繊維がほつれて細かくなったものや、レジ袋や容器などのプラスチック製品が劣化して細かくなった、5mm以下のプラスチックを言います。
下水処理しきれず、海に流れてしまうのです。
自然界で吸収分解されるには長い年月がかかり、海水や空気中、北極の氷の中や、人の消化器官や血液中からも見つかっています。
海の生き物たちに与える影響は大きく、人間の健康にとっても悪影響があるのではないかと心配されています。

 以前こちらで書かせていただいた、「手作りするお茶パック」では、コットン布でお茶パックを作ることをご紹介させていただきました。
洗濯ネットもできるはず。と思い立ち、今回作ってみました。
使ってみると、ちゃんと洗えて、ネットの役目を果たしてくれ、何度洗ってもマイクロプラスチックを気にしない洗濯ネットです。
ブラウス1枚のサイズだと、100円ショップの浴用タオル2枚で作ることができます。

 

コットンで作る洗濯ネットの作り方

材料 ブラウス用1枚分
・コットン浴用タオル(ネット状になっているもの) 2枚
・コンシールファスナー30cm~35cm
※作りたいサイズに合わせて

道具
・ミシンまたは手縫い針と糸


作り方

1,作りたい大きさに合わせて、浴用タオルをカットします。
 今回は幅を4cmほどずつカットして、ブラウスを畳んだ状態から左右に5cm程度余裕のある状態にしました。
 縫い代を中1、5cmほど取ってカットしてください。


2,2枚の浴用タオルを中表に重ねて、縫い代1.5cmのところを縫い、1枚の布にします。
 重ねたところの端は、ロックミシンまたは、ジグザクミシンでかがります。
 手縫いの場合は、かがり縫いをします。

3,布をファスナーにマチ針で固定します。ファスナー開閉部に布が当たらないよう気を付けて、表から青いラインを縫います。
 布の端を使う場合は折らなくても大丈夫ですが、裁ち口が出る場合は一度折り返してから縫います。


4,布の反対の端も、表からファスナーに縫いつけます。
 青いラインです。


5,裏返して、左右の端から1cmのところ、青いラインを縫います。
 ファスナーを5cmほど開けておいたまま縫うと、この後ひっくり返しやすいです。
 ここは布の端を使いますので、端の処理は必要ありません。
 ファスナー周りは力がかかるので、何度か往復して丈夫に縫います。


6,表に返して、出来上がりです。

 


 ポイントは、布を引っ張らないようにして縫うことです。
こうすると歪みを抑えられます。
サイズを変えて、小さなニット小物用、大きなセーター用など、いろいろと作れます。
暮らしの中では些細なことですが、毎日のお洗濯が、環境にとって少しでも前向きなものになると嬉しくなります。
簡単に作れますし、多少歪んでもちゃんと使えます。
試してみて下さい。

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