五節句「上巳の節句」(桃の節句)| 上巳の節句ってどんな日?上巳の節句を楽しむアイデア、行事食(レシピ付き)

ブログ「季節のささやき」では、二十四節気や五節句、雑節や行事などの時節についての知識、クラシコサエルとしての暮らしを豊かにするアイデアや旬の食材のレシピなどをお伝えします。
今回は五節句“上巳の節句”(桃の節句)について、
「1.上巳の節句ってどんな日?」
「2.上巳の節句を楽しむ暮らしのアイデア」
「3.上巳の節句の行事食」
などをまとめました。
1.上巳の節句ってどんな日?
毎年3月3日は五節句のひとつ“上巳の節句(じょうし/じょうみのせっく)”。
もともとは厄払いの意味合いが強かった行事ですが、現在は特に女の子の健やかな成長と健康を願う「桃の節句」や「ひな祭り」として知られています。
古代中国では、旧暦の3月最初の巳(み)の日に川で身を清め、邪気を払う風習があったそうです。(昔の暦では日付に十二支が割り当てられ、12日ごとに「巳の日」が巡る)
これが日本に伝わり、やがて江戸時代に3月3日が正式な五節句のひとつに定められました。
江戸時代までの旧暦3月3日は現在の新暦では4月上旬頃であり、桃の花が咲く頃だったため「桃の節句」とも呼ばれています。
現在の新暦3月3日はまだ桃の開花には早いため、本来の風習とは季節感に若干ずれが生じていますが、春を感じるお祝いとして広く知られています。
【五節句(節句)】
五節句(節句)は「奇数は“陽”、偶数は“陰”。奇数同士を足して偶数になる日は“陽から転じて陰になりやすい”」という中国から伝わった考え方に由来し、奇数が重なり季節の節目でもある五節句のそれぞれの日に邪気を祓うという目的から始まったと言われる。
そのため、五節句の日には主に無病息災・豊作・子孫繁栄などを願って、その季節に合った植物や食べ物を神前にお供えし、邪気払いを行う。
このように、季節の“節”目となる日にお“供”えをする、という意味でもともとは「節供」と書かれていたが、漢字の表記の整理の中で約400年前頃から「節句」の表記に変化していった。
・1月7日:人日の節句(七草の節句)
・3月3日:上巳の節句(桃の節句)
・5月5日:端午の節句(菖蒲の節句)
・7月7日:七夕の節句(星まつり)
・9月9日:重陽の節句(菊の節句)
2.上巳の節句を楽しむ暮らしのアイデア
✔︎ ひな飾りを飾る
・ひな人形
ひな飾りの代表、ひな人形は、もともと「ひとがた」と呼ばれる紙の人型で、自身の穢れや災いを移し、身代わりとして川に流す厄払いの風習に使われていました。
この行事と、人形のおままごと遊びである「ひいなあそび」が合わさって「流し雛」になり、現在でもその風習が残る地域が多くあります。
その後、人形作りの技術が発達し、室町時代頃から現在のようなひな人形が作られて家庭に飾る風習へと変化しました。
kaeさんからは色合わせが楽しいはぎれで作るひな飾りのご提案です♪
・貝合わせ
平安時代から伝わる神経衰弱に似た遊び。
ひな祭りの健やかな成長や幸せな結婚の願いと結びつき、夫婦円満、良縁の象徴としてひな飾りとして飾り置くのにもぴったりです。
平本麻美さんは、そんな貝合わせを手作りするアイデアをご紹介されています。
3.上巳の節句の行事食
女の子と健やかな成長を願い、厄除けや長寿の意味合いをもった菱餅、ひなあられ、蛤やあさりなどの貝のお吸い物やちらし寿司、白酒(甘酒)が行事食として並ぶことが多いです。
平本麻美さんからは雛祭りにおすすめのご飯もののアイデア(下記画像↓)。
また、こちらの記事ではテーブルコーディネートのご提案も。
tomeさんからもご飯ものとして、春野菜と冬野菜で作るかわいいモザイクちらし寿司のレシピです。
おべんとうつづりさんからはこの時期のランチとしてご友人に用意されたお料理のご紹介です。
お飾りに、行事食に、願いをこめて、すてきな上巳の節句を過ごせますよう。
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