はぎれあそび -ひな祭り-
連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。
はやいもので、来週末はひな祭り。今年は3月3日が日曜日ということもあって、当日に家族揃ってお祝い予定の方も多いでしょうか?
我が家のひな祭りメニューは定番のちらし寿司か、手巻き寿司が恒例。今年は日本で過ごすことができるので、美味しいお刺身を堪能できると思うとすでにワクワクしています…!
海外に住んでいるとひな祭りのような日本らしい文化に触れる機会も少なくなってしまい、娘の小さいうちにどのように季節の行事を体験させてあげられるかなぁ と考えさせられることも少なくありません。
今回はひな祭りにちなんだ、お子様とも楽しんでいただけるはぎれあそびをしてみました。
《ひな祭りの読みもの》
✔︎ 貝合わせを作りましょう - by.平本麻美
✔︎ 季節のお飾り〜ひな祭り〜 - by.なこ
✔︎ 雛祭りのテーブルコーディネート - by.平本麻美
【作り方】はぎれで作る雛祭り飾り|色合わせが楽しい♪
使うのはこんなはぎれ。
春にちなんで、若葉のようなグリーンと、梅のような濃いピンクをえらびました。
∟まる、しかく、さんかく
まずは四角い布をこんな風に
2色重ねて…
丸を乗せたら…
あっという間にお雛様のような風貌に。
丸でも、三角でも。
いずれの形も、2色交互に重ねることで着物っぽく見えて、
そこに頭に見立てた「◯」が乗るだけで、お雛様に見えてしまうのはきっと日本人特有の感覚ですね。
わたしは、このコロンとしたシルエットと、丸だけで構成されたデフォルメ感が気に入ったので、あわせてお殿様も作りました。
色や柄を変えたりしながら、並べて遊ぶだけでも楽しいのですが、せっかくなので今日はこれを小さなタペストリーに仕立ててみます。
約25cm幅の生地の両端を三つ折りに処理し、バランスよくお雛様を配置したら、ミシンで縫い付けます。
上下につくった通し穴に木の棒を通し、上の棒に吊るし糸を付けたら完成。
シーズンが終われば畳んだり巻いたりして小さく収納できるのもタペストリーのいいところです。
ぜひご家族で、ひな祭りのはぎれ遊びを楽しんでみてくださいね。
2月の読みもの2月の食に関すること(レシピ付き記事も)、2月の過ごし方のアイデアや2月の準備などの記事をお楽しみください♪ |