行事「お彼岸とお盆」〜2026年はいつ?違いや過ごし方、行事食〜
ー 季節のささやきに、耳をすませて ー 二十四節気や五節句、季節の行事に合わせて、意味や風習、この時期ならではの楽しみ方をご紹介します。
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をまとめています。 |
1. お彼岸とお盆っていつ?違いは?どんな日?
“お彼岸(おひがん)”と“お盆(おぼん)”は、どちらもご先祖様を偲び、感謝の気持ちを伝える日本の年中行事です。
仏教の教えや行事をもとにしながら、日本古来の祖霊信仰と結びつき、現在のかたちへと受け継がれてきました。
共通して先祖供養を行う行事ですが、時期や意味合い、供養の仕方には違いがあります。
【お彼岸】春分の日と秋分の日を中日とした7日間(毎年変わる)
・時期:春分の日と秋分の日を中日とする前後3日間を合わせた7日間。春は「春彼岸」、秋は「秋彼岸」と呼ばれます。
(春のお彼岸:2026年3月17日〜3月23日
秋のお彼岸:2026年9月20日〜9月26日)
・供養の仕方:お墓参りや仏壇へのお供えを通して、ご先祖様に感謝を伝え、故人を偲びます。
・語源・由来:サンスクリット語のparamita(パーラミター/波羅蜜多)に由来し、「悟りの世界(彼岸)へ至る」という意味を持つとされています。また、春分・秋分は昼と夜の長さがほぼ等しくなることから、古くから「この世(此岸)と彼岸が最も近づく日」と考えられ、ご先祖様を供養する風習と結びついてきました。
【お盆】毎年8月13日~8月16日(地域によって7月盆も)

・時期:全国的には8月13日〜16日に行われる「8月盆」が一般的ですが、地域によっては7月13日〜16日に行う「7月盆」の風習も残っています。
・供養の仕方:ご先祖様の霊を自宅へお迎えし、迎え火や送り火、お供えなどを通して感謝を伝えます。
・語源・由来:「お盆」は盂蘭盆会(うらぼんえ)に由来します。サンスクリット語のullambana(ウランバナ)が語源とされ、目連尊者(もくれんそんじゃ)が亡き母を供養したという仏教説話と、日本古来の祖霊信仰が結びついて、現在のお盆の風習へと受け継がれてきました。
2. お彼岸やお盆の時期の暮らしのアイデア
✔︎ お彼岸やお盆の過ごし方

∟ by.なこ:秋のお彼岸に、秋の草花を
お彼岸は、法事や葬儀とは異なり、ご先祖様を供養する年中行事です。
お墓参りや仏壇の掃除、お供え、お寺で営まれる彼岸法要などを通して、故人を偲び、日頃の感謝を伝えます。
お墓参りはお彼岸の期間中であればいつでも構いませんが、中日である春分の日・秋分の日に合わせてお参りする方が多いようです。
連休になることも多いこの時期。
季節の草花を飾ったり、お供えをしたりしながら、ご先祖様や家族とのつながりに思いを馳せる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

お盆は、ご先祖様の霊をお迎えして供養する日本の年中行事です。
故人が亡くなって四十九日の忌明け後、初めて迎えるお盆は「初盆(新盆)」と呼ばれ、法要や会食を営むなど、通常のお盆よりも丁寧に供養を行うことが多くあります。
通常のお盆の過ごし方については、クラシライター・平本麻美さんが美しい写真とともに詳しくご紹介しています。
平本家では、送り盆に線香花火を楽しむのだそう。
花火には慰霊や疫病退散の意味が込められているともいわれ、全国の花火大会の中には、お盆の迎え火・送り火に由来するものもあるそうです。
家族で集まり、故人を偲びながら花火大会や手持ち花火を楽しんでみるのも、この季節ならではの過ごし方かもしれません。

また、鬼灯(ほおずき)は、盆提灯と同じように、ご先祖様を迎える目印として飾られるお供え物のひとつ。
平本さんの読みものでは、お供えの後に楽しめる透かし鬼灯の作り方も詳しく紹介しています。
ぜひ挑戦してみてください。
✔︎ お墓参りにあらためて行くのはお彼岸?お盆?

お彼岸は、お墓参りを通してご先祖様を供養する行事として親しまれています。
一方、お盆は、ご先祖様を自宅へお迎えして供養する行事ですが、お墓参りを行う地域も多くあります。
これは、お墓へお迎えに行き、ご先祖様をご自宅へご案内するという意味合いがあるためです。
そのため、お盆の前や初日にお墓参りをする地域もあれば、お盆の中日や最終日にお参りする地域もあります。また、初盆では、故人を初めてお迎えする大切な節目として、お墓参りを行うことが多いようです。
地域や宗派によって風習はさまざまですが、お彼岸もお盆も、ご先祖様を偲び、感謝の気持ちを伝える大切な機会であることに変わりはありません。
3. お彼岸やお盆の行事食
お彼岸・お盆ともに共通してお供えされる行事食は“お団子”やあんこでお餅を包んだ和菓子である“ぼたもち/おはぎ”、“そうめん”、また“精進料理/精進揚げ”などです。
自宅へご先祖様をお迎えするお盆のお仏壇へのお供えの食べ物は、8月13日:お迎え団子、8月14日:おはぎ、8月15日:そうめん、 8月16日:送り団子という順でお供えする地域が多いようです。
お彼岸はお墓へご先祖様に会いに行くことが主要ではありますが、お墓だけでなくお仏壇にもお供えは行い、食べ物としては彼岸入り:入り団子、彼岸明け:明け団子をお供えする地域が多いようです。
【お団子】

お盆に供えるお団子には、ご先祖様への感謝や敬意が込められています。
お彼岸では
・入り団子:彼岸入りの初日
・明け団子:彼岸明けの最終日
をお供えすることが多いようです。
お盆では
・お迎え団子:8月13日
あんこ・みたらし・きなこなどで甘い味付けをしたお団子
(道中の疲れを癒せるように)
・送り団子:8月16日
白いお団子
(持ち帰った時に好きなように食べてもらえるように)
をお供えすることが多いようです。
お供えする個数は宗派や地域、各家庭によって異なりますが、一般的に6個。
仏教において人が死後「地獄・飢餓・畜生・修羅・人間・天上」の6つの世界に生まれ変わると考えられていることに由来しているそう。
5個の団子を円状に並べ、真ん中に残り1個を乗せて2段にします。
【ぼたもち/おはぎ】

仏事のお供えとして定番であるぼたもちとおはぎは、どちらもあんこ(小豆)でお餅(もち米)を包んだ和菓子です。
小豆の赤色は邪気をはらう色とされており、魔除けの効果があります。
牡丹(ぼたん)が咲く春のお彼岸の時期には”ぼたもち”、秋の七草である萩(はぎ)が咲く秋のお彼岸の時期には“おはぎ”と、季節によって呼び方が変わります。
また小豆の収穫期である秋の“おはぎ”は柔らかい小豆のつぶあん、冬を越して小豆が硬くなった春の“ぼたもち”はこしあんで作られることが多いそうです。
【精進料理/精進揚げ】
“精進料理”とは、仏教の教えに基づいて肉や魚を使わずに、野菜や山菜、果物、海藻、穀類や大豆加工品などを用いて調理された料理のこと。
“精進揚げ”は仏教行事で葬儀や法要の後に開かれる会食、または肉や魚を使わずに主に野菜を使った揚げ物のことを指します。
いかがでしたか。
季節の移ろいをそっと暮らしに取り入れながら、健やかに過ごせますよう。
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