春を待ちわびる牡丹餅。

2024.02.17
川上 琴美

連載:おやつのじかん
"記憶に残るお母さんのおやつ”。料理教室での経験や、子育てをされる中でのおやつ作りのアイデアやレシピなどをお届けします。

暦の上では春を迎えましたが、朝起きる頃の空はまだ薄暗い。
静まりかえった暗いリビングでストーブを焚き、だんだんと空が明るくなっていくのを見ながら家事に取りかかる。
寒いし暗いしでなかなかベッドから起き上がれないけれど、冬の朝の特別な感じは嫌いじゃない。

ここから少しずつ陽が伸びて、もう冬が終わってしまうんだな〜と思うとなんだか寂しい気持ちになったりします。

私は冬が1番好きな季節なので、まだまだ終わらないで〜という思いです。

それでも今年は噂通りの暖冬で、”冬らしい冬”はあまり感じることのないまま過ぎ去っていってしまいそうですね。

いよいよ花粉との戦いも始まり、しっかりダメージを受けながらも春が近づいているのを実感しているところです。


さて、今月のおやつのじかんでは、春の気配を感じながら牡丹餅を作りました。

春は牡丹餅、秋はおはぎ。
同じものでも季節によって呼び方が変わる日本の伝統菓子。

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春のお彼岸に食べられるのが牡丹餅ですが、この習慣は江戸時代からなんだそうです。
あずきの赤い色は邪気を払い災難から身を守ること、さらに昔は貴重な食材であったお砂糖を使って作る牡丹餅をお供えすることで、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えるといった意味合いも込められているんだとか。

もち米とあんこやきな粉、使う材料は少なく作り方もとってもシンプル。
いつ食べても日本人でよかったな〜とほっとさせてくれるおやつです。

 

 

材料

もち米:2合
あんこ、きな粉、黒すりごま、きび砂糖:適量



もち米は研いでから1時間ほどたっぷりのお水に浸して吸水させます。
もち米とお水の量は1:1、もしくは炊飯器のおこわの目盛に合わせて水分を計り入れ、炊飯器で炊きます。

炊き上がり、ボウルに移して軽く潰します。
もち米100%なので、お米のつぶつぶ感を残したい場合は潰さなくても◎


食べやすい大きさに分けていきます。
もち米は手にくっつくのでお水を手に付けながら作業してくださいね。
あんこ用のもち米は他のものより少し小さめにすると、器などに並べた時に大きさが揃います。
作業中、もち米が器にくっついたり乾いたりするのを防ぐために濡らして絞ったさらしを敷くと作業がしやすくなりますよ。

ラップの上に、分けたもち米よりもひと回り大きいサイズにあんこを広げ、中心にもち米をおき、ラップで包んで形を整えます。
きな粉とすりごまは、それぞれにきび砂糖を混ぜ、バットの上でもち米にまぶし形を整えたら完成です。
 

 


松屋漆器店さんの重箱に詰めてみました。

まだまだ外は寒いですが、重箱に並んだ牡丹餅を見てるとお花見にいきたくなるような眺めです。

年度末、新年度の準備などで何かとバタバタとするシーズンでもありますが、そんなときこそ"おやつのじかん"で、ほっとできるひとときを過ごしていただけたらと思います。

来月のお彼岸にもぜひ作ってみてくださいね。

 

クラシライター:川上琴美
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【松屋漆器店】白木塗 三段重
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