春の花のスケッチと、額に入れるコツ
連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。
春の雨が続いて、急に暖かな日がやってきたと思ったら、汗ばむような陽気になった日もありました。
4月に入り、ここ東京の端っこ国分寺でも、植物たちはぐんぐん勢いを付けて、小さな花を次々に咲かせています。
ヒメオドリコソウ、ナズナ、ホトケノザ、カラスノエンドウ、オオイヌノフグリ、などの野草の花は、痩せた固い土や、アスファルトの隙間からも葉を伸ばしています。
もう少ししたら、ヨモギやハルジオンが延びてくるはずです。
葉をぺったんこにして冬を越えてきた彼らの、たくましく可愛らしい姿に元気をもらっています。
この時期だけの、春の草をスケッチすることにしました。
絵は苦手!という方もいらっしゃるでしょうか。
小学生のころ、朝顔やひまわりを観察して絵を描いたように、見たままの草花を、素直な気持ちで描いてみるのは心のデトックスにもなります。
そして、小さな世界に入り込んで花の形や葉の表情を追っていくと、宇宙のような大きな世界を感じます。
外に出て絵を描くのは、とっても気持ちがいいですよ。
必要なのは、鉛筆と消しゴム、画用紙やスケッチブックだけです。
色鉛筆や水彩絵の具でも楽しいです。
紙は何でもいいのですが、コピー用紙やケント紙のようなつるつるした紙よりは、画用紙のような肉厚で多少の凹凸のある紙の方が描きやすいです。
鉛筆は2B、B、HB、あたりがお勧めです。
出来たスケッチは、ぜひ額に入れて、花を飾るように壁に掛けてみてください。
簡単なスケッチでも、額に入れるとちょっと良い感じです。
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お子さんと一緒に描いても楽しいです。
春の草をスケッチしながら草の名前や特徴を知ると、もっと身近に感じることができます。
クラシコサエルで月に一度記事を書かせていただいてから、4月で一年になりました。
ドキドキしながら書いた初めての記事は、「靴下に春を描こう」でした。
拙い文章ですが、一年間お付き合い下さりありがとうございます。
これからの季節も、作ったり、描いたり、自然とともに暮らしの中の小さな楽しみをお伝えできたらと思っています。
「くらしの図工室」をどうぞよろしくお願いいたします。
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