靴下に春を描こう

2023.04.09
真鍋 百萌

連載:くらしの図工室byゆずの木アトリエ
日々のごはんを作るように、暮らしのものを作ったり、直したり。クラシライター:真鍋百萌さんより、「自然のものから暮らしのもの作り」のアイデアをお届けします。

はじめまして。
真鍋百萌(まなべもも)と申します。

暮らしの中で必要になったものを、できるだけ
自分の手で作ることをライフワークにしています。

きっかけは、一人暮らしを始めた大学生のころ、
小さな本棚をDIYで作ったことが始まりでした。

入れる本に合わせて材木をのこぎりで切り、
好きな色のペンキを塗って仕上げたファースト本棚は、
使い勝手が良い上愛着もわいて、
自分の部屋での暮らしが前よりずっと好きになりました。

もともと絵が好きで美大に通っていたこともあり、
周りには様々なもの作りをする人たちがいて。

そんな中での新生活、本棚作りをきっかけに、
何か買う前にこれはもしかしたら作れるかも・・
と思うようになりました。

大きな家具に挑戦したり、照明を作ってみたり、
子どもが生まれてからは、
お味噌や梅干しなどの保存食作り、
染色や洋裁も始めました。

行き当たりばったりの性格なので、
何度も失敗もして、壊れたら直して、
そのたび新しい発見になっていくのも楽しくて。

気がつくと身の回りが
お気に入りでいっぱいになっていました。

ちょっと不格好でもいいんです。

それを作るためにああでもないこうでもない、
と頭と手を動かした分、好きになる、
と気づいたことも大きい。

それに加えて身近な素材で作ることは、
カーボンフットプリントも少なく、ゴミも少なく、
地元に貢献することにもなり、
自然の素材を選べば環境にも優しく安全です。

今は東京の端、国分寺市で
築45年の古いお家を直しながら、
夫と3人の子ども、猫2匹と暮らしています。

我が家の合い言葉は、「やってみよう」

自宅を開放した小さな造形教室「ゆずの木アトリエ」で、
描き、作る楽しさをお伝えしています。

このコラムでは、草木、布、紙など
身近な素材や材料、道具からできる、
気軽な暮らしの手仕事をご紹介したいと思っています。

我が家の定番から、アトリエで楽しんでいる工作も。

読んで下さった方の暮らしが少しだけ楽しくなったら
うれしいなぁと思っています。

 

(第2のアトリエは台所)

 

さて、4月です。

色んな場所で新しい一年がスタートする季節。

私はといえば、
今年度からアトリエの新しいクラスが始まったり、
こうしてコラムの連載のお話をいただいたり、
わくわくの4月です。

春の明るい気分をファッションにも、
足下の靴下に絵を描きました。

 作り方もご紹介しますので是非描いてみてください♪

 

 

「靴下に春を描こう」

材料

靴下
 ※素材はなんでも大丈夫です
 ※新品の場合は、糊を落とすため一度洗って乾かします

道具

布用絵の具、またはアクリル絵の具
 ※アクリル絵の具を使う場合はファブリックメディウムがあれば尚可


アイロン
新聞紙

描き方

靴下に一度当て布をしてアイロンをかけます。描きやすくなります。
裏の布ににじむのを防ぐため、靴下の間に細く折った新聞紙を挟みます。

  

3,布用絵の具で好きな絵を描きます。

アクリル絵の具を使う場合、ファブリックメディウムを混ぜると、耐久性が増します。

厚塗りしすぎると乾いた後に固くなってしまうので、ドレッシングくらいの粘度で。


4,描き終えたら乾かします。乾いたら当て布をして、アイロンを当てます。(こうするとより定着します。)

 

 

 

お子さんと一緒に描いても楽しいです。

手描きの靴下を履いて、ウキウキで行ってきます! 


 

おもいきり派手な模様を描いてもいいですし、
小さなワンポイントになるような絵を入れるだけ、
というのもありますね。

自分で作ったデザインを身につけて、
お出かけしてみませんか?

 



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