水栽培を楽しむ〜vol.6:来シーズンの準備を〜
連載:季節と暮らす12か月の飾らない飾り
家が大好きなクラシライター:なこさんの、季節のお飾りと暮らしの雑記をお届けします。
1月は往ぬる、2月は逃げる、3月は去る…と、昨年の3月の読みものでも書いていたわたし。
今年の2月は閏年で1日多かったにもかかわらず、「え、2月?ありましたっけ⁉︎」と言いたくなるほどの早さでした。
そうこうしているうちに、もうすぐひな祭り、そして新年度もすぐそこですね。
さて、ヒヤシンスの水栽培1年、昨年度の経験から学んだアドバイスも含め今年度10月から毎月ひと記事書かせていただいていた球根の水栽培のことについては、今月でシリーズ最後となりました。
・vol.1;基礎知識・球根選びについて
・vol.2;花瓶選びについて
・vol.3;水栽培開始について
・vol.4;開花前まで
・vol.5:花を楽しむ
今年度はヒヤシンスに加えてムスカリも育てています。
今回は花が終わってからの来シーズンの準備までのことをまとめました。
前回の読みものでも書きましたが、花をできるだけ長く楽しむコツは、咲き終わってしおれた“花がら”を摘んであげること。(もっと詳しく知りたい▷vol.5:花を楽しむへ)
花茎ごと切り取ると雑菌が入って腐りやすいとの理由で、花がらを摘むだけ、を推奨する意見をちらほら見かけたため、今年は花茎は切らずに花がらだけを摘んでみました。
上のヒヤシンスの葉っぱの間からシュッと伸びているのが花茎です。
次男が花を近づけている紫のヒヤシンスは、二番花。
(二番花を上手に楽しむには一番花の花茎は切ったほうが良いようです。)
すべての花が咲き終わって枯れてきたら、さあ、来シーズンの準備です。
咲き終えてすぐ?来シーズンの準備…?とハテナがたくさん浮かんだ方も多いかと思いますが、球根は、水栽培で花を終えた後に土に植えておくと、まれに来シーズンに花を咲かせることがあるそう。
△花茎あるまま植え付け→花茎をカット
大まかな手順を調べると、一般的には花茎を根本からカットする→植え付けるなのですが、花茎をここまで残しておいた理由が“切り口から雑菌が入って腐りやすい”だったので、わたしは先に植え付けてから花茎をカットする手順にしてみました。
子どもも一緒に手伝ってくれましたし、花茎をカットした後に植え付けだと雑菌が入りやすそうに思えたためです。
植え付ける穴の深さは、球根が隠れて葉の根元見えるくらいが目安です。
大切なこと。
植え付けた後、カットするのは花茎のみです。
葉は球根を成長させるために必要な部分なので、残します。
あとは日によく当てて、土が乾いたらたっぷりと水を、ときどき肥料をあげればOK。
葉は次の5~6月頃に自然に黄色く枯れたら梅雨前には掘り起こし、土を落としたら日陰で1週間ぐらい乾燥させ、その後は春化処理のため冷暗所においておきます。(冷蔵庫の野菜室内がおすすめ!詳しくは▷vol.1;基礎知識・球根選びについて)
そして秋植えの時期に植え込みをすると、うまくいけばまた芽が出てお花を楽しめるそうです。
(翌年も水栽培、は球根の栄養がじゅうぶんではないため、難しいみたい。)
今年はヒヤシンスのみ来シーズンの準備をしました。
ムスカリも同じ方法で来シーズンを楽しめる可能性もあるようですが、球根が小さくヒヤシンスのように栄養をたっぷり蓄えられる品種ではないため、やや難しいようです。
今年は葉が出てからあまり日に当てなさすぎたので、少々ムスカリのお花の元気がなかったのが反省点でした。
2度目の球根を成長させるための準備をしたり、反省点を生かしたり。
来シーズンも楽しみですね!
水栽培を楽しんだのは、こんな感じのわが家。
手ぬぐいを始め、季節のお飾りは買い替えるつもりはなく、ずっと使えるものを選んでいるので、変わり映えがしないかな、と、今年度は季節のお飾りについては縮小してお届けしています♪
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