はぎれあそび -クリスマス-

2024.12.03
kae

連載:ファブリック考
布製品のオーダーメイドブランドmitsuamiを持つクラシライター:kaeさんより、季節の生地、世界の手芸事情や、身近な布切れの活用法などをお届けします。

12月といえば、クリスマス。
大人になった今でも、このホリデーシーズンは、そわそわワクワクする気持ちになって大好きです。

生のもみの木の香りが大好きで、いつか本物のもみの木のクリスマスツリーを飾るのが長年の密かなクリスマスウィッシュでもあります。
とはいえ、まだサンタさんはその夢を叶えてくれそうにないので、最近は、もみの枝を買ってその年の気分でデコレーションして飾っています。

∟ こちらは去年のもの

デコレーションのひとつとして、今年は麻のはぎれで存在感たっぷりのクリスマスリボンを作ったので、ご紹介します。

まずは今年ももみの木を調達しに、行きつけのお花屋さんに行ってみたところ小ぶりのもみの枝を発見。


それと、ラベンダーの葉があったので手に取ってみると、花がなくても香りはラベンダーそのもの!これは買わずにはいられません。


もみの木とラベンダー、この組み合わせで今年はリースを作ることにしました。


ゴールドのワイヤーリングをベースに、小枝にわけたもみの木とラベンダーをバランスよく巻き付けていきます。
実はリース作りは初めてだったので、クラシライターの百萌さんの記事や動画を参考にさせて頂きました。


細身のリースの完成!

さて、ずいぶんと長い前置きになってしまいました。ここからがはぎれあそびです。

リースに限らず、クリスマスのデコレーションにぴったりな、存在感のあるリボンをはぎれで作っていきましょう

靴紐を結ぶように普通に蝶々結びをして、斜めになってしまったり、表裏のあるリボンを使って裏面が出てきてしまったり…という経験はありませんか?
今回のパーツに分けて縫い止めるというひと手間を加えたリボンは、理想の形を作りやすく、緩んでくる心配もありません

 


【作り方】はぎれで作る大ぶりのリボン|美しい形ができる♪



材料

・麻のハギレ 幅20-15cm、長さ70cmくらいのものを2枚
・針と糸



作り方

①生地を作りたい大きさ(今回は幅15cm×70cmを2枚)に切っておく。長さや幅は、取り付けるものによってアレンジしてください。

②横糸を抜いてフリンジをつくる。詳しくはこちらの記事に書いています。


③70cm、55cm、15cmに切り分ける。


④70cmのリボンを↓のように置き


その上に、55cmのリボンを乗せます。


55cmのリボンの左右を真ん中に持ってきます。
 


この時、真ん中で端同士が1cm位ずつ重なるように置きます。

⑤2本のリボンが重なった真ん中を縫い合わせ、糸を引っ張ってギャザーをよせて玉留めします。


⑥15cmのリボンを使ってリースに取り付けます。


正面から後ろに向かってぐるっとまきつけ、裏で縫い付けて固定します。


\完成/

 

 

お家のツリーのトップに結んだり、小さく作ってキャンドルホルダーに結んだり…
リボンの色は、赤色や、深い緑色なんかを選べば、お家の雰囲気が一気にクリスマスムードになっておすすめです。

キラキラ輝くイルミネーションの街へ出掛けるのも心躍りますが、ゆっくりお家で過ごすクリスマスのひとときもまた特別なものです。ぜひ、作ってみてくださいね。

 

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