行事食:そうめん
連載:季節の手仕事
クラシライター:平本麻美さんより、日々の暮らしに寄り添うレシピやスタイリング、季節の手仕事などをお届けします。
そうめんといえば、1番思い出深いのが、子供の頃に従姉妹たちと流しそうめんをしたことです。叔父さんが庭の竹を切って、器や箸も用意してくれて振る舞ってくれました。そんな楽しい記憶があるからでしょうか、今でもそうめん好きは変わりません。今回は私流そうめんの楽しみ方をお話ししたいと思います。
七夕の行事食として、五色を意識した薬味や具材を
今週末は七夕です。七夕の行事食 そうめん。織姫様の紡ぐ糸に見立て、技芸上達の願いを込めて七夕に頂きます。いつもの食卓に、おつゆとして一品加えるのも良いですよね。冷やし中華のように具だくさんなそうめんにする場合は、五色の短冊を意識した食材を選んでみてください。
青→オクラ、大葉、ネギ
赤→梅、茗荷、海老
黄→錦糸卵、とうもろこし
白→そうめん、ささみ、蒲鉾
黒→椎茸の甘煮、揚げ茄子、しじみ、海苔
《七夕の読みもの》 / 七夕の室礼 / はぎれでつくる短冊飾り / 七夕の手ぬぐい飾り /
酢橘そうめん
前回ご紹介した今が旬の鮎の塩焼きは、酢橘そうめんとも相性抜群です。こちらはキャンプでのひと皿でしたので、炭火で焼いた鮎の塩焼きを、豪快にそうめんの上にのせました。
酢橘も皮ごと美味しく頂きたいので、出来るだけ薄くスライスして並べるのがポイントです。鮎の身をほぐしながら頂きました。酢橘の酸味で後味さっぱり。
ガスパチョそうめん
おもてなしの前菜にもぴったりです。山に凍らせたガスパチョを持って行き、そうめんを絡めて食べたこともあります。火照った身体を冷ましてくれました。
蛸と夏野菜のエスニック風そうめん
パクチーをたっぷりのせて頂きます。
具は蛸、トマト、赤玉ねぎ、茄子。出汁にナンプラー、酢、メープルシロップ、生姜のすりおろし、にんにくのすりおろしにタバスコ少々で味を調えます。弾力のある蛸を入れることにより、ヘルシーだけど食べ応えのある麺料理になりました。
梅にゅうめん
少し食欲のない時には、梅にゅうめん。温かいお出汁に梅干しと小ネギに生姜のすりおろしはいかがでしょうか。冷房による冷え解消におすすめの、ほっとする味です。
《クラシライター:あさこさんのそうめんの楽しみ方》
✔︎ 失敗しないオクラのかき揚げ×そうめん
そうめんのアレンジは無限ですね!蒸し暑い日が続いていますが、ツルツルっと喉越しのよいそうめんを食べて、梅雨を乗り切りましょう。
今日もご覧頂き、ありがとうございました。
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