えみ
連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。
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季節が進むにつれて、食卓にも軽やかさを求めるようになります。
そんな時、柚子ごしょうは料理の印象を無理なく整えてくれて手軽に使える調味料です。
みなさんは普段、柚子ごしょうをどのように使っていますか?
お鍋などに使うのも定番ですが、今回は柚子ごしょうを使った蒸し煮・和え物・春巻きの簡単なレシピを3品ご紹介します。
今回使ったのは、クラシコサエルさんの“柚子ごしょう”。
1年熟成させたことで塩気や辛味の角がやわらぎ、香りが穏やかに広がり、主張しすぎず、素材の味に自然と馴染む使い心地でした。
特別な工程を加えなくても、いつもの一皿に少し添えるだけでも味わいが増します。
焼き餃子に添えて食べるのもお気に入りです。
鶏肉と新玉ねぎの蒸し煮の作り方
柚子ごしょうは最初から混ぜ込まず、食べる直前に少しずつ溶かすことで、やわらかな甘みの中に柚子の香りと軽い辛味が重なり、全体が引き締まります。 同じ一皿の中でも味に抑揚がついて、ひと口ごとに印象が変わるこの使い方が私はとても気に入っています。
材料(2人分)
・鶏もも肉…1枚(約250g) ・新玉ねぎ…1個 ・薄力粉…大さじ1程度 ・酒…大さじ2 ・水…100〜150ml ・塩…ひとつまみ ・オリーブオイル…小さじ1 ・柚子ごしょう…適量
作り方
1. 鶏肉は一口大に切り、軽く塩・胡椒をふってから薄力粉をまぶす。
2. フライパンにオリーブオイル(分量外)を熱し、鶏肉の表面を焼き付ける(中まで火を通さなくてOK)。
3. くし切りにした新玉ねぎを加え、軽く全体をなじませる。
4. 余分な油があれば拭き取り、酒と水を加え、蓋をして弱めの中火で10分ほど蒸し煮にする。
5. 鶏肉に火が通り、玉ねぎがやわらかくなり、スープにほんのりとろみがついたら、火を止める。
6. 器に盛り、オリーブオイルをまわしかける。柚子ごしょうを添えて、溶かしながらいただく。
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一年熟成、こだわりの柚子ごしょう
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えびと長芋の柚子ごしょう春巻きの作り方
えびと大葉、長芋を合わせて軽さを出し、内側に柚子ごしょうを薄く塗って巻きました。 揚げたときの香ばしさに柚子の香りが重なり、後味はすっきりとまとまる。 つけだれを用意しなくても、そのままで十分に味が決まります。
材料(4本分)
・春巻きの皮…4枚 ・むきえび…120g ・長芋…80g ・大葉…4枚 ・柚子ごしょう…小さじ1/2程度(お好みで調整) ・塩…ひとつまみ ・酒…小さじ1 ・片栗粉…小さじ1
〈巻き終わり用〉 ・小麦粉+水…適量(のり用)
〈揚げ用〉 ・揚げ油…適量
下準備
1. えびは粗く刻む(または軽く叩く)。
2. 塩・酒・片栗粉を加えて軽く混ぜる。
3. 長芋は5cmほどの細めの拍子木切りにする。
作り方
1. 春巻きの皮を広げ、手前に大葉をのせる。
2. 大葉に柚子ごしょうを薄く塗り、えびを細長くのせ、その上に長芋をのせる。
3. 手前から包み、両端を折ってしっかり巻き、巻き終わりをのりで留める。
4. 170〜180℃の油で、きつね色になるまで揚げる。
5. 油を切って器に盛る。
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残った長芋でもう一品。
長芋の柚子ごしょう出汁和えの作り方
長芋は白だしで整えたシンプルな和え物に。 そこに少量の柚子ごしょうを加えるだけで、味に奥行きが出ます。 手軽な一品でも、調味料の使い方次第で印象が変わることを実感します。
材料(2人分)
・長芋…200g ・白だし…小さじ2〜3(濃さで調整) ・水…小さじ2 ・柚子ごしょう…少量(小さじ1/3〜) ・オリーブオイル or 太白胡麻油…小さじ1/2
作り方
1. 長芋は皮をむき、拍子木切りまたは軽く叩く。
2. 白だし・水・柚子胡椒・油を混ぜる。
3. 長芋を和えて盛り付ける。
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柚子ごしょうは、少量で料理の印象を変えたり、味の輪郭をハッキリさせてくれます。
最初から味を決めるためだけでなく、仕上げに添えたり、後から溶かしたりと使い方やタイミングに幅を持たせることで、日々の料理にも自然な変化が生まれますね。
いつものお料理に柚子胡椒をぜひ取り入れてみてください。
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連載:季(とき)を味わう台所(Instagram)
岡山県在住。美容師を経て大手料理教室で経験を積み、現在は独立して「食」にまつわる活動を行っています。季節の手仕事を大切にしていた祖母の家を引き継ぎ、少人数制の料理教室も主宰。“季(とき)を味わう台所”を通して移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお伝えします。