えみ
連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。
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節分も終わり、立春を迎え、スーパーの野菜売り場にも少しずつ春の山菜や野菜が並び始めました。
若葉のような鮮やかなグリーンが春らしくて、気分もウキウキしてきます。
菜の花は、春を告げる野菜。
スーパーで売られているものは品種改良されて、アクも少なく食べやすいですが”菜の花”はアブラナ科の総称なので、私の住んでいる地域の産直には、白菜、小松菜、ブロッコリー…など、色々な”菜の花”が棚に並び、味もスーパーのものより良い意味でワイルドです。笑
今回は、その菜の花を使って、さっと作れて、でも後味に余韻の残る和え物を。
合わせるのは、淡白でやさしい鶏ささみ。
お肉が入るのでボリュームもある一品で、忙しい日でも無理なく作れると思います。
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【レシピ】菜の花とささみのマスタード和え
材料
・菜の花 200g ・塩 少々
・鶏ささみ 2本 ・酒 小さじ2 ・塩 少々
*醤油 小さじ2 *オリーブオイル 小さじ2 *粒マスタード 小さじ2 *塩・胡椒 少々 (*…合わせてしっかり混ぜておく)
調味は、醤油・オリーブオイル・粒マスタード、と和と洋の間のような組み合わせ。 ですが、粒マスタードも同じアブラナ科同士で菜の花の苦味とは相性が良く、その酸味と香りが、全体をスッキリ軽やかにまとめてくれます。 (*粒マスタードは粒が潰れていないものを使用しています。潰しているものの方が辛味が強いので作る際は調節してください)
アレンジでマヨネーズを加えると、粒マスタードの酸味にコクが加わり、カンパーニュなどの素朴なパンに挟んでサンドイッチにも◎
作り方
1. ささみは水分があれば拭き取り、耐熱皿などに入れ、酒・塩をし、ラップをしてレンジ加熱する(600W 1分半〜2分) 開けずにそのまま余熱で中まで火を通す
2. 菜の花は半分に切り(4〜5cmの長さ)、鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を入れ茹でる (蕾と茎で太さが違う場合は時間差で茹でる)
3. 茹で上がったら冷水にとり、しっかり絞る
4. ささみは手でほぐし(このタイミングで筋を取り除く)、茹で汁を含ませ、菜の花・調味料(*)と和える。
作る時のポイント
・ささみは酒と塩を少しだけ振り、ふんわりと加熱してから蒸らす。このひと手間で、しっとりとした食感が保たれます。 ほぐした身に、出てきた蒸し汁を含ませておくことも大切です。旨みを逃さず、全体がなじみやすくなります。
・菜の花は、たっぷりのお湯でさっと茹で、冷水にとって色止めを。蕾と茎で太さが違う場合は、時間差で茹でると、それぞれの食感がきれいに残ります。 (今回は太めの茎だったので、茎⇨1分半•蕾⇨30秒程茹でました) そしてしっかりと水気を絞ることで、調味料の味もぼやけません。
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春の山菜や野菜に苦味が多いのは、冬のあいだに縮こまっていた身体を、ゆっくり目覚めさせるためとも言われています。
程よい苦味のある菜の花で、身体も春を迎える準備をしてみてはいかがでしょうか?
作ってみていただけると嬉しいです☻
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連載:季(とき)を味わう台所(Instagram)
岡山県在住。美容師を経て大手料理教室で経験を積み、現在は独立して「食」にまつわる活動を行っています。季節の手仕事を大切にしていた祖母の家を引き継ぎ、少人数制の料理教室も主宰。“季(とき)を味わう台所”を通して移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお伝えします。