初夏の訪れ!【ふき】

2024.05.17
あさこ

連載:日本人で良かった弁当〜愛すべき飾らない茶弁〜
食べることだけでなく作る工程も楽しんでいるクラシライター:あさこさんより、飾らないシンプルなごはんのことをお届けします。

筍を追いかけるように野菜売り場に並びだすふきを発見すると
初夏の訪れ=これから暑なるな~と覚悟を決める時期でもあります。

そして思い出すのがこの手遊び歌

これっくらいの おべんっとば~こに
お~にぎ~りお~にぎ~りちょっとつ~めて

みんな小さい頃〈おべんとうばこのうた〉歌ってなかった?
誰もが一度は耳にしたことのあるこの歌
リズムよく歌い進めると…

「すじのとおったふ~~~き♪」

!!!!!

子供のうたにふきが登場!!え?今の子はわかるんやろか?(笑)


今では食卓に並ぶことが少ないけど昔はとっても身近で親しみのある食材やったんやろね。
歌詞にもあるように筋が通ってるから面倒!ってイメージが強いかもしれないけど
意外と太めの筋だからとっても取りやすいのです。

鍋やフライパンに入るくらいの長さに切って多めの塩をふりゴリゴリ板ずりを。
(ふき同士をこすり合わせるように)
沸騰したお湯で3分ほど茹でたら冷水にとって筋を取ればふきの下処理は出来上がり。
ふきの筋は硬いので取り忘れないようにしてな。

さて下処理ができたら美味しくいただきますか!ってことで今回は豚肉と合わせていくで!
途中までの工程は一緒。照り焼きに、フライに…お好みの食べ方でどうぞ♪


お好みの食べ方で♪ふきの豚肉巻きの照り焼き/フライ

◻︎ 基本の材料
・ふき…100g
・豚ロース薄切り…200g
※今回は目安としてのグラムです

◼︎ 照り焼き
・小麦粉…適量
☆醬油:みりん:酒:砂糖=2:2:2:1
※上に表記したグラムで作る場合は大さじ1を2とします

◼︎ フライ
・小麦粉
・卵
・パン粉…各適量



豚ロースの幅に合わせて切ったふきを3~4本を巻いていく。


照り焼き→うっすらと小麦粉をまぶして焼いたらタレをいれて煮絡めていく。


フライ→小麦粉・卵・パン粉の順につけていきカラッと揚げる。

 

 

炊き合わせや佃煮のイメージが強いふきも歯ごたえや風味、苦味がしっかりしているので
お肉との相性も抜群!
旬のものって下処理に時間がかかりそう…と敬遠しがちやけど
今はふきや筍も水煮もあるし便利なものを活用してもええやん♪
一から調理することよりも少しでも季節を感じる食事を楽しむのが大切よな。

久しぶりにおべんとうばこのうた「ふんふふ~~ん♪」と歌いながらお弁当を詰めみて!

 

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