[35]厚さ1センチ 記憶に残るeaseのクッキー
連載:週末手土産会議
クラシコサエル編集長:的場シオリが、季節の生菓子、無添加のおいしいもの、厳選した逸品をご紹介します。
年末のカラスミを仕込むため、築地にお買い物へ行った11月。
ボラ子の値上がりもさることながら、平日にも関わらずたくさんの人で活気に溢れていて驚きました。外国からのゲストには日本のすばらしい文化と暮らし、新鮮で美味しいものを満喫してほしいですね。
築地は魚介類はもちろん、台所道具やお茶なども豊富でまたゆっくり来ようと誓いつつその日は足早に帰宅。
カラスミ作りは難しいことはないものの、少し手間がかかります。
今年一年、手間を惜しまず暮らしを豊かにする工夫を、クラシライターさんたちを通してたくさん学ばせていただきました。
クラシコサエルの読みものや商品が、誰かの「暮らしを拵える」につながっていれば嬉しいです。
さて、かつて日本の証券取引所が集中した街、兜町に、3年前突如現れたパティスリーease(イーズ)
本日ご紹介するのは、easeのパティシエ、華やかな経歴を持つ大山さんの生み出す
それはそれは美味しいクッキー。
ディアマン・レモンティは、上に薄くレモン果汁のアイシングがヴェールのようにかかっています。生地の中にもレモン果皮が入っており、箱を開けた瞬間良い香り・・・!
サクッとほろほろ、一枚ずつ大切に食べたいのですが美味しくて、一枚、もう一枚と手が伸びてしまいました。笑
ディアマン・ショコラはほんのり塩味とココアの風味、甘さのバランスが良く、縁を彩るグラニュー糖が上品で、今まで食べてきたココアクッキーとは一線を画すもの。
厚さ1センチほどあるのですが、この分厚さだからこその幸福感に満たされ、記憶に残るクッキーです。
クリスマスツリーとホットコーヒーのおともに、手土産に、いかがでしょうか?
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