霜月の食べること〜蒸篭のある暮らし:秋冬の食材を楽しむ使い方〜
秋が深まり、朝晩の空気がひんやりしてくると、自然と蒸篭(せいろ)の出番が増えてきます。
寒くなって、鍋料理が食卓に上る機会が増えるように、わが家では蒸篭もそのひとつ。

冷蔵庫にある食材をあれこれ取り合わせて蒸すだけで、立派な一品になります。
蓋を開けた瞬間、ふわっと立ち上る湯気。それだけで、ご馳走になるような気がします。
✔︎ 蒸篭のサイズ別の使い分け
わが家には、直径10cm、15cm、24cmと、大きさの違う三種類の蒸篭があります。

10cmの蒸篭は、豚まんひとつが入る大きさ。焼売、肉団子などちょっとしたおかずを盛るのにも便利です。
15cmの蒸篭は一人分の蒸し野菜にちょうどいい大きさ。 蒸し寿司など一人分ずつ蒸して。そのまま食卓へ運ぶ料理にも使います。
そして24cmの蒸篭は、旬の野菜やお肉をたっぷり並べて、食卓の主役に。季節のごはんを盛り付けることもあります。
なかでも一番出番が多いのは、直径15cmの蒸篭です。

✔︎ 蒸篭を器として楽しむ
蒸篭は調理道具だけではなく、器としても楽しめます。いつもの器に蒸篭を取り合わせるだけで、食卓の雰囲気がちょっと変わります。

また、お鍋の日には、一人分ずつの野菜を盛り付ける器として使うこともあります。

✔︎ 蒸篭の中に季節のうつろいを感じる
秋にはきのこやかぼちゃ、冬には白菜や根菜類。そして菜の花が並び始めると、蒸篭の中にも春の気配を感じます。

同じ蒸篭でも、中に入れる食材によって季節の移ろいを楽しめるのも魅力のひとつです。
✔︎ 長く使う道具との付き合い方
蒸篭を使い始めてから、もうずいぶん長い年月が経ちます。
今使っている蒸篭も、何代目になるでしょうか。
日々の暮らしの中で繰り返し使うものだからこそ、蒸篭は高価なものにこだわるよりも、気兼ねなく使えるものを選ぶようにしています。使い込んで傷みが出てきたら、また新しいものに。そんなふうに、気負わず付き合っていけるのも、蒸篭のよいところだと思っています。

∟ 季節の蒸し野菜に
わが家の定番胡麻ポン酢を添えて
特別な日のご馳走にも、何でもない日のごはんにも。
秋から冬、そして春先まで。
今年もまた、蒸篭から立ち上る湯気とともに、季節の食卓を楽しみたいと思います。
【365】 完全天日塩太陽と職人の力の結晶 |
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