旬の果実で作るフルーツビネガー〜季節を瓶に閉じ込める果実酢の基本レシピ〜

公開日:2026.07.13
えみ

連載:季(とき)を味わう台所
クラシライター:えみさん(@kuche_foodworks)より、移ろう季節の気配を感じながら、旬の食材を楽しむレシピやアイデアをお届けします。

夏の日差しを浴びて育った果実が店先に並び始めました。
春の終わり頃から今の季節、目まぐるしい程に旬のフルーツが出揃い、「次は何を仕込もうかな」と、わくわくした気持ちになります。

梅・すもも、旬の果実

毎年この季節に作るのが、フルーツビネガー(果実酢)。
果実と氷砂糖、お酢を瓶に入れて待つだけで、旬の香りを閉じ込められる一瓶の基本の作り方、アレンジアイデアや楽しみ方をご紹介します。

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基本のフルーツビネガーの作り方

炭酸水で割れば爽やかなドリンクになり、料理にも使える万能な保存食です。
保存瓶の中で少しずつ氷砂糖が溶け、フルーツの色や香りが移っていく様子を眺めるのも、この手仕事の楽しみです。

基本のフルーツビネガー

材料

・お好みの果物 … 250g 
・氷砂糖 … 250g
・米酢またはりんご酢 … 250ml

基本の配合は、果実・氷砂糖・お酢を1:1:1。覚えやすいので、毎年気軽に仕込めるのも魅力です。
甘さを控えたい場合は、氷砂糖を2〜3割ほど減らしても、果実本来の香りや酸味を楽しめます。

基本のフルーツビネガーの材料

作り方

1. 保存瓶を消毒する。

2. 果実の下準備をする。それぞれの果実に合わせたひと手間が、おいしい一瓶につながります。

例えば、
・梅は優しく洗って水気を拭き、竹串でヘタを取り除く。
・すももは洗って水気を拭き、傷んだ部分があれば取り除く。
・パイナップルは皮と芯を除いて食べやすい大きさに切る。

3. 瓶に果物、氷砂糖、酢を入れる。

4. 冷暗所で保存し、1日1回軽く瓶をゆする。

冷暗所で保存し、1日1回軽く瓶をゆする

5. 1〜2週間で果実を取り出し、冷蔵保存する。

果実を取り出し、冷蔵保存する

✔︎ フルーツビネガーのアレンジアイデア

基本のレシピに慣れてきたら、ハーブやスパイスを加えてアレンジをするのもおすすめです。

基本のレシピに慣れてきたら、ハーブやスパイスを加えてアレンジ

今回私は、すももにはカルダモンを合わせました。華やかで少し異国を感じる香りに。
パイナップルにはシナモン、カルダモン、クローブを少し。どこかクラフトコーラを思わせる、トロピカルな香りになります。
一方で、完熟梅はそのまま仕込むだけでも十分に豊かな香りを楽しめるので、まずは素材そのものの風味を味わってみるのもおすすめです。

✔︎ フルーツビネガーの楽しみ方

出来上がったフルーツビネガーは、水や炭酸水で4〜5倍に薄めるのが我が家の定番
暑い日は氷をたっぷり入れて、ライムやレモンをひと搾りすると、より爽やかな一杯になります。

フルーツビネガーは、水や炭酸水で薄めて楽しむのが我が家の定番

楽しみ方は飲み物だけではありません。
オリーブオイルと塩を合わせればさっぱりとしたドレッシングに。マリネやキャロットラペなど、いつもの料理に少し加えるだけで、夏らしい軽やかな味わいが楽しめます。
肉料理の漬け込みに使うと、さっぱりとした風味が加わり、酢の働きでやわらかく仕上がりやすくなります。

ライムやレモンをひと搾りすると、より爽やかな一杯に

旬のわずかな期間だからこそ、その季節だけの香りを瓶に閉じ込める時間もまた、暮らしを豊かにしてくれる手仕事のひとつ。
ぜひ今年の夏は、お気に入りの果実で自分だけのフルーツビネガーを仕込んでみてください。

#薬味 / #香味野菜 / #大葉(青じそ)(6〜9月)/ #茗荷:みょうが(夏茗荷6~8月、秋茗荷8~10月)/ #新生姜(ハウス6〜8月、露地9〜11月)

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