庭のローズマリーで作る自家製インフューズドオイル

更新日:2025.09.26 | 公開日:2025.09.24
ミナ

連載:日々を味わう暮らしかた
ミナさん(Instagram)より、身近な自然を取り入れたシンプルな暮らしのアイデアをお届けします。

皆さんローズマリーはお好きですか?私は大好きです。
実はローズマリー、とても丈夫でほったらかしでもよく育ってくれる丈夫なハーブ。肉料理と相性が良く、ブーケガルニやローズマリーを入れたフライドポテトなどお料理にも大活躍。

ミナさんの庭のローズマリー

<庭のローズマリー>

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✔︎ ローズマリーは料理だけでなく美容にも役立つ

実はこのローズマリー、別名「若返りの秘薬」。ハンガリーの王妃がローズマリーを使った化粧品を使い、40才年下の隣国王子のハート射止めた、という伝説もあるんです。それもそのはず、ローズマリーには血行促進や抗酸化の成分が多く含まれています。

今回はそんなローズマリーをオイルに浸けて、自家製のインフューズドオイルを作りました。ハーブ類をオイルにつける際は、常温でじっくり成分を取り出す方法と、湯煎で取り出す方法があります。ハーブによって向き不向きがありますが、今回はすぐ使いたかったのとローズマリーなので温める方法で作りました

剪定して干したローズマリーなどの野草

<剪定して干しておくと好きな時に使えて便利>

✔︎ ローズマリーオイルにおすすめの椿油や代替オイル

私が愛用しているのは、伊豆利島の椿油。自分で野菜やハーブを育てるようになってから、原材料の栽培方法も気になりはじめ、無農薬で栽培された椿のオイルを使うようになりました。椿油は古来から日本人に愛されてきた、日本人の肌や髪に合ったオイル。海外のものも時々使いますが、基本的には自分の出身地で受け継がれてきたものが体に合う確率が高いので、できるだけ昔から使われてきたものを選んでいます。また、熱に強い性質を持つのが椿油。その性質から、高級天ぷら店で揚げ油にも使用されています。
椿油以外でも、ご自分のお肌にあったオイルでできるだけ酸化しにくいものを選んでください。一般的には、オリーブオイルやスイートアーモンドオイル、ホホバオイルがよく使われています。

✔︎ ローズマリーオイルの作り方と保存のポイント

ローズマリーの葉を軸から外したら、椿油を注いで、湯煎でゆっくり1時間。淡い緑色のオイルの出来上がり。

湯煎でローズマリーオイルを作る様子

コーヒーフィルターで漉したら、遮光のオイルボトルに入れて保存します。使い方は、髪や肌に1〜2滴馴染ませるだけ。爽やかなローズマリーの香りに癒されます。特に髪のアンチエイジングに良いといわれてますので、地肌に数滴落としてマッサージすれば、黒くしなやかな髪をサポートしてくれます。

ローズマリーオイルは遮光ボトルで保存

作る際は少量で、1〜2ヶ月で使いきれる量を目安にしてください。時間が経って酸化したオイルはシミや肌荒れの原因になってしまうこともあるのでご注意を。

遮光瓶に入ったローズマリーオイル

化粧品を手作り、ちょっと面倒だな、物足りないかな、と最初は思ってました。けれどやってみたらこれが楽しい。なんといっても自分の手で作るオイルやチンキ類の、ナチュラルな植物の香りがたまらず、すっかり虜になりました。

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